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認知拡大から新規獲得までを担う ネスレ日本に聞く「Talk Head View Custom」活用

THVC活用で特長認知は1.4倍、リーチ効率は3倍に

MZ:具体的にどのような成果が得られましたか?

森嶋:まず、THVCの活用について、名称認知、特徴認知、好意度、購入意向の各軸でリフト値を測った結果、すべての項目で着実に向上していることが確認できました。

 「ピュリナ ワン」の第一想起を目指す上で特に重視していた、特徴認知の増加度は最も高く、広告の非接触ユーザーと比較して接触ユーザーは1.4倍となりました。この結果から、今回の施策は想起率の向上につながったと考えています。また、リーチ効率においては、同じターゲットを設定した他SNS媒体と比較して、3倍程度という結果が得られました。

広告配信結果
【クリックすると拡大します】
特徴認知は態度変容調査、リーチ効率は広告配信結果よりそれぞれ計測

森嶋:さらにTHVCの動画広告に接触したユーザーに対して再度配信しているTHVCの静止画広告(リターゲティング)においても、THVCが持つターゲティングの柔軟性を活かし、予算規模内かつ想定CPA以下での運用ができています。

MZ:先ほど、動画視聴を起点とした静止画広告のセグメントについてお話がありましたが、その成果についてもお教えください。

山田:「LINE Ads Data Hub(以下、LDH)」という分析ソリューションを活用することで、ターゲティングごとのコンバージョン率や友だち追加率を詳細に検証することができます。今回は、動画と静止画広告の重複効果を検証しました。 

 結果として、THVCで配信した動画と静止画、両方の広告に接触したユーザーの友だち追加率やサンプル応募率は、静止画広告のみに接触したユーザーよりも約3倍高いという成果が出ました。

 さらに、静止画広告の配信(リターゲティング)で採用したセグメント別の効果については、「動画を視聴完了した方」が最も数値が良く、友だち追加率は「動画を3秒以上視聴した方」や「過去に“ピュリナ ワン”のLPを訪問した方」と比較して2倍程度高い、という結果が得られています。サンプル応募率についても、「動画を視聴完了した方」は「動画を3秒以上視聴した方」と比較して約1.6倍、「過去に“ピュリナ ワン”のLPを訪問した方」と比較して約3倍高いといった、如実な成果が現れています。

 上記の成果を踏まえて、THVCはターゲティングの柔軟性、圧倒的なリーチ力を備えた上でのブランディング施策、ダイレクト施策双方の展開が可能で、確かなマーケティング効果も実感する事ができました。

マーケティング戦略の柔軟性が向上

MZ:THVCを活用した所感や、新たな気づきがあればお教えください。

森嶋:取り組み後の所感としては、事前の期待値が十分に満たされたと感じています。

 LINE公式アカウントの運用データやTHVCの動画広告配信データを、その後の静止画広告へのターゲティングに活用し、その結果をLDHで分析するという流れを設計することで、マーケティング戦略の柔軟性が格段に向上しました。今まで活かしきれていなかったLINEのポテンシャルを引き出すことができたと思います。

 当社では「ピュリナ ワン」以外にもキャットフードブランドを展開していますが、その多くはターゲットが明確なブランドです。今回の事例を社内で共有したところ、「是非活用してみたい」と声が上がっています

MZ:最後に一言ずつお願いいたします。

成田:今回のTHVCの配信で、従来のサービスでは実現するのが難しかったリーチやターゲティングにおける課題をクリアし、ネスレ日本様の事業成長に少しでも貢献できたのなら嬉しく思います。LINEがリーチできるユーザー数の多さとTHVCのスペック、LDHによる検証分析を合わせて活用することで、今後も電通デジタル様とともに、ネスレ日本様に対して総合的なバリューを提供してまいります。

山田:今後、リターケティングを強化していく上で、より画期的なターゲティング方法を模索していきたいと考えています。たとえば、コンバージョンした方の興味・関心を複合的に掛け合わせることで、ターゲットの解像度を上げ、リーチを拡げつつ確度も高められるなど、より効果的なターゲティング方法によってクライアント企業の支援を続けていきたいと考えています。

森嶋:今回はマーケティング施策の上流にあたる認知獲得から、下流の新規獲得まで一貫した取り組みを行うことが目的でした。今後はリピート購買の促進やロイヤルティアップについても深掘りしていけたらと思います。

「Talk Head View Custom」については下記より詳細がご覧いただけます。

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この記事の著者

坂本 陽平(サカモト ヨウヘイ)

理系ライター、インタビュアー。分析機器メーカー、国際物流、商社勤務を経てフリーランスに。ビジネス領域での実務経験を活かし、サイエンス、ODA、人事、転職、海外文化などのジャンルを中心に執筆活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2022/12/16 10:29 https://markezine.jp/article/detail/40543

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