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InstagramがNFT販売機能をテスト導入 大幅な拡大を見込むNFT市場を見据えた動きとは

 1万人以上のレイオフに踏み切ったMetaですが、Web3やメタバースの取り組みは着々と進められているようです。そんななか直近の取り組みとして注目されているのは、InstagramにおけるNFT機能の導入。11月3日付の報道によると、Instagramは同アプリ内でオリジナルNFTを生成・販売できる機能を導入し、一部のデジタルクリエイターが現在利用できるようになったと言います。まずは、Polygon blockchainを活用し画像NFT機能をテストする一方、動画NFTにも対応予定で、Solana blockchainとPhantom walletをサポートするとのこと。現在取引活動が停滞しているNFT市場ですが、最新レポートによるとNFT市場は年率35%以上の成長となり、2026年には20兆円規模に拡大するとの予想も。今後大手テック企業によるNFTの取り組みが増える可能性があります。本記事では、InstagramのNFTに関する最新の取り組みに触れつつ、今後急速な拡大が予想されるNFT市場で、とくに注目すべき分野を探ります。

Instagramが試験導入するNFTの新機能とは

 月間アクティブユーザー数が12億人を超えるInstagramでは、最近NFT関連機能を拡充する動きが活発化している。

 InstagramでNFT機能の試験的導入が始まったのは2022年5月。これ以降、機能が拡張され、利用可能な国の数も増えているのだ。

 その始まりは2022年5月10日。同日Instagramは、アメリカ在住の一部のクリエイターを対象に、NFTの新機能を試験導入することを発表した。その機能とは、Instagramとデジタルウォレットの接続、インスタグラムでのNFTシェア、NFTクリエイター/コレクターの自動タグ付け、の3つだ。

 同年8月29日には、この試験的取り組みがアフリカ、アジア太平洋、中東、米州に拡大。さらに9月29日には、アメリカのInstagramとFacebookユーザー全員がNFTウォレットに接続し、NFTをシェアできる体制が整ったことが明らかにされた。

Instagramの最新機能で、NFTの直接販売が可能に

 この取り組みは現在進行中で、2022年11月2日には、Instagram上で直接NFTを作成・販売できる仕組みが、アメリカの一部クリエイターを対象に開始された。これはまずPolygonブロックチェーン上に構築され、試験運用されると言う。

出典:Meta Newsroom「Introducing Digital Collectibles to Showcase NFTs on Instagram」
出典:Meta Newsroom「Introducing Digital Collectibles to Showcase NFTs on Instagram

 また、同時に取り扱うNFTフォーマットに関して、JPEGなどの静止画だけでなく、動画NFTもサポートされる。Instagramに接続可能なデジタルウォレットの種類も、現在サポートされているRainbow、MetaMask、Trust Walle、Coinbase Wallet、Dapper Walletに加え、Phantomが追加されることになる。

 InstagramにおけるNFT利用にかかる費用について、しばらくは基本無料となるようだが、今後変更される可能性もある。Coindeskは、MetaがInstagramとFacebookでのNFT表示/シェアと同プラットフォーム上でのNFT販売に関して、少なくとも2024年までは追加料金を課さない方針だと伝えている。一方、AndroidとiOS上でInstagramを利用しNFTを購入した場合、それぞれのアプリストアが規定する手数料の対象になると言う。

 このInstagramの新機能でNFTクリエイターは、NFTのロイヤリティ比率を5〜25%の間で設定でき、銀行口座かPayPal口座を紐付け、支払いを受け取ることが可能となる。

この記事の続きは、「CreatorZine」に掲載しています。 こちらよりご覧ください。

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2022/12/28 08:00 https://markezine.jp/article/detail/40942

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