ネイルは誰のため? 53%が「自分の気分を上げるため」と回答
美容はこれまで、「人からどう見られるか」を意識したものとして語られることが少なくありませんでした。「モテ」「愛され」「男ウケ」といった言葉に象徴されるように、他者の視線を前提とした価値観と結び付けられてきた側面があります。
しかし、その価値観に変化が生まれていることを示す興味深いデータがあります。OZmallが2026年6月に実施したWebアンケート(※1)では、職場でネイルをする理由として最も多かったのは「自分の気分を上げる」(53%)でした。一方、「周囲からの印象を良くするため」はわずか1%。多くの人がネイルを「誰かに見せるため」ではなく、「自分自身のため」のものとして捉えていることがわかります。
(※1)出典元:OZmallユーザーアンケート「ネイル事情について教えて」(2026/6/11~6/25 n=555)
ユーザーからは、「キーボードを打つたびにネイルが目に入り、気分が上がる」(40代女性)、「シンプルでも塗ってあるだけで気持ちが違う」(30代女性)、「推し色や季節に合わせた色を選ぶことで仕事中も気分転換になる」(40代女性)といった声も寄せられました。
ネイルは、外見を飾るためだけではなく、自分の気持ちを整えるための存在にもなっているようです。そして、この変化はネイルだけではありません。美容サロン全体でも、ユーザーは外見の変化だけではない価値を受け取っていました。
美容サロンでは“内面の変化”も生まれていた
当サイトが実施したWebアンケート(※2)によると、美容サービスを利用するきっかけは非常に現実的で、最も多かった回答は「身だしなみを整えたかった(35.1%)」。次いで「習慣だから(18.5%)」「見た目を改善したかった(14.8%)」が並び、「自分を労わりたかった(4.4%)」「自分へのご褒美として利用したかった(1.4%)」といった回答は少数派という結果でした。
しかし、利用後に感じたこととして、「見た目が整った(41.9%)」が最多だった一方で、半数以上(52.7%)が「気分が軽くなった」「リラックスできた」「また頑張れそうと思った」といった心理的な変化も実感していました。美容サロンでユーザーが受け取っている価値は、外見の変化だけではないことがうかがえます。
(※2)出典元:OZmallユーザーアンケート「美容サロンの利用について教えて」(2026/6/11~6/25 n=488)
美容サービスは見た目を整える場所であることは前提に、「癒し」や「メンテナンス」の場、さらにはその先の前向きな気持ちや行動変化につながる存在として捉える声が見られたことも印象的です。
【ユーザーの声】
- 「身体的にも精神的にもリフレッシュさせてくれる時間を与えてくれるもの」(30代女性)
- 「話を聞いてくれる、メンターのような存在にもなっていて心もリフレッシュできるのが嬉しいです」(30代女性)
- 「自分を労わり明日への活力を養うために必須なもの!」(40代女性)
- 「見た目や体が整うと、行動的になり、人前に出て行くのが億劫でなくなる」(60代女性)
ユーザーは、外見を整えるために予約し、内面まで整えて帰っている。この「目的」と「受け取る価値」のズレこそが、現在の美容サービスを読み解く重要なポイントです。
