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『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

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シリアル・アントレプレナー柴田陽さんに「O2O」と「起業」について聞きました。

リアル店舗のどんぶり勘定を変える、O2Oの「真のチェックイン」とは?


 スマートフォンを使って来店検知するポイントサービス「スマポ」を展開するスポットライト代表取締役の柴田陽氏は、「ショッピッ!」などのサービスを手掛けてきたシリアル・アントレプレナーです。この連載では、柴田さんがO2Oの可能性、新しいサービスを生み出すスタートアップの現場について語ります。

O2O(オンライン to オフライン)を整理する 

 O2Oポイントサービス「スマポ」を運営している、スポットライト代表の柴田陽です。

 「シリアル・アントレプレナー」というほどの実績が自分にあるのか、やや不安を感じながらの連載開始ですが、MarkeZine読者の方に興味を持っていただけそうな「O2O」や「スマポ」を主題としながら、スマポを創設するまでの経緯やバックグラウンド、これまで自分が立ち上げたビジネス、起業の環境や困難などについても触れていきたいと思っています。

 さて、いま世の中には多数の「O2O」(オンライン to オフライン)と括られるサービスがあります。最近は、私のような若輩者にも連載や講演の依頼が来るようになり、非常に多くの方が、このサービスについて注目していると実感することが多くなりました。私もこの機会に、「O2O」について、従来の位置情報サービスについて整理してみました。

 現在は、スマートフォンのGPS機能などを使って、ユーザーが今どこにいるのかをおおよそ知ることができるようになりました。ただ、「丸の内にいる」「東京駅の近くにいる」「駅ビルの中にいる」「店舗の中にいる」など、その人がどこにいるのかによって提供できるサービスは異なります。

 ユーザー側から見ても、以下のサービスはどれもまったく異なったユーザー体験に映るでしょう。弊社が提供しているスマポは、このうち「来店検知」の領域にフォーカスしているサービスです。

 美術館やテーマパークなどの入場料が必要な施設の場合は、入場すると同時に、ほぼすべての人が財・サービスを購入することになります。飲食店やエステサロンやヘアサロンの場合はどうでしょうか。この場合は入店と購入のタイミングが必ずしも同じわけではありませんが、ほぼすべての人が財・サービスを購入します。

 小売店の場合は、必ずしも入店が課金されることを意味しません。他にも住宅等のショールームや無料イベントなど、入場するだけが課金を意味しない店舗もありますが、「来店検知」はこのような小売店等の業態に最も親和性の高いものと言えます。

柴田陽氏が、「MarkeZine Day 福岡」の基調講演で登壇します!

 2012年6月29日(金)に開催される「MarkeZine Day 福岡」(会場:福岡アクロス)の基調講演に、柴田陽さんが登壇し、O2Oと「スマポ」について解説します。参加費は無料。当日は書籍『Webマーケティング基礎講座』(翔泳社刊)のプレゼントもあります。

イベント詳細&参加申し込みはこちらから⇒ MarkeZine Day 福岡

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この記事の著者

柴田 陽(シバタ ヨウ)

店舗集客サービス「スマポ」を展開する株式会社スポットライトの代表を務める。バーコード価格比較アプリ「ショッピッ!」、タクシー配車アプリ「日本交通タクシー配車」「全国タクシー配車」など、数々のヒットアプリを手がけ、2つの会社を創業・バイアウトした経験を持つシリアルアントレプレナー。

東京大学経済学部卒業。戦略コンサルティング会社...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/07/19 10:48 https://markezine.jp/article/detail/15829

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