「個食」好き/嫌いは半々に
個食についての今回の調査では、男女合わせて14,878人から有効回答を得ており、各年代の割合は、「10代」1%、「20代」14%、「30代」38%、「40代」30%、「50代以上」17%となっている。そのうち、「ひとりで食事をすることが好き」と答えた人は、「とても好き」7.0%と「まあ好き」45.9%をあわせると52.9%。「あまり好きではない」40.6%と「まったく好きではない」6.5%の合計47.1%を若干うわまわっている。
「ひとりで食事をする頻度」としては、「ほぼ毎日、3食のうち1~2食」が32.8%と最も多く、「週に3~6回」20.8%で、週に3回以上ひとりで食事をする人は6割を超える。またひとりで食事をするタイミングとしては「平日の昼食」が66.4%と最も多く、続いて「平日の夕食」37.6%、「平日の朝食」36.2%となっている。
食事をする場所の1位は「自宅」。「自分で料理をして自宅で」60.9%に続いて、「スーパーやコンビニで購入したもの」「家族が作ったもの」を「自宅で食べる」ケースが続いている。自宅以外では「ファストフード店(ハンバーガー・牛丼など)」をはじめとして、「ラーメン屋」「そば・うどん屋」「喫茶店・カフェ」「学校や職場の自分の席、会議室など」が多くなっている。
「食事の思い出」は「人との思い出」
「個食」についてのイメージとしては「自由な」が50.3%で最も多く、「静か」45.5%、「つまらない」30.9%、「寂しい」28.6%、「安らぐ」19.2%と続いている。リラックスして食事ができることの気楽さがある反面、さびしさやつまらなさなど、ほろ苦い側面もあるようだ。
また、回答者に「しあわせを感じる食事シーン」について尋ねたところ、「おなかがへってるときにお母さんがつくってくれたお弁当が部屋にあったとき」(女性・13歳)、「何処にしようか迷ったあげく、ふらっと立ち寄ったお店が、美味しかった食事」(男性・21歳)、「娘がまだ小さく一緒に食事をしている時に、その日あったことを一所懸命話してくれていた」(男性・53歳)など、食事についての思い出は、やはり作ってくれた人、一緒に食べる人の思い出と強く結びついていることが多いようだ。
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