SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2026 Autumn

注目マーケティングトピックス2026(AD)

CVユーザーを性格診断?電通グループ「BPTS」の活用法をLINEヤフーで具体解説

 電通、電通デジタルが開発した心理学理論とAI・統計解析で性格特性を可視化し、分析・配信に活用する新マーケティングソリューション「BPTS」。従来の属性データや行動データに「Trait(性格特性)」という新たな軸を加えることで、これまでにないアプローチが可能となった。では、実際にBPTSを活用することで、何を可視化でき、どのように施策へ活かせるのか。本記事では、LINEヤフーでの活用を例に、BPTSで可能となる具体的なアプローチを詳しく聞いた。

「Trait(性格特性)」の切り口で深い顧客理解を可能にする「BPTS」

MarkeZine編集部(以下、MZ):本日は、電通グループが提供する「BPTS」の活用についてうかがっていきます。はじめに、改めてBPTSの概要をお聞かせください。

築地:BPTSは、心理学分野で代表的な「Big5理論」をベースに、10万人規模の調査データとAI・統計モデルを活用して、顧客群の「Trait(性格特性:以下、Trait)」を可視化し、分析・配信に活用するソリューションです。開発にあたっては、パーソナリティ心理学を専門とする小塩真司教授(早稲田大学)に監修いただいています。

 属性データが示す「Who(どんな人か)」や、行動データが示す「What(何をしたか)」に、Traitという第3の軸を重ねることで、生活者の行動の背景にある心理「Why(なぜその行動をとったのか)」に迫れることが特徴です。現時点では、LINEヤフー広告を対象にサービスを提供していますが、今後は他のプラットフォームや媒体にも順次拡大していく予定です。

株式会社電通 データ・テクノロジーセンター プラットフォーマーデータ1部 アナリスト 築地 佑弥氏
株式会社電通 データ・テクノロジーセンター プラットフォーマーデータ1部 アナリスト 築地 佑弥氏

築地:仕組みや開発背景の詳細はBPTS概要編の記事に譲り、本記事では「実際にどう活用できるのか」を中心にお話しできればと思います。

BPTSの概要について、詳しくはこちら

BPTSによって実現できる分析とは

MZ:実際に、どういった分析が実現できるのでしょうか?

岸本:大きく分けると、「広告配信前の事前分析」と「広告配信後の効果検証」の2つで考えています。

クリックして拡大

 まず配信前には、申し込みといったCVユーザーデータ、サイト来訪データ、購買データ、広告主が管理する会員情報などを起点に、成果につながりやすいユーザー群にどのようなTraitの傾向があるかを分析できます。その結果をもとに、「コアとなるユーザーにはどういった訴求が響きそうか」という仮説を立案することも可能です。

 たとえば、単に「30代男性が反応している」と見るのではなく、「新しい体験に前向きな層」なのか「安心材料を重視する層」なのか、あるいは「コスパ・タイパに反応しやすい層」なのか。デモグラとは異なる切り口で、成果につながりやすいTraitの傾向を分析し、ユーザーの解像度を高めることができます。BPTSは、Traitという軸で補助的に読み解き、配信前の仮説設計に組み込める点が価値だと考えています。

 また、配信後にはCPAやCTRといった広告指標をTrait別に分解することで、「どのTraitを持った層がクリックしやすかったのか」「どのTraitを持った層が購買につながりやすかったのか」の検証も可能です。

株式会社電通デジタル データソリューション戦略部データクリーンルームグループ 岸本氏
株式会社電通デジタル データ&AIソリューションセンター データソリューション戦略部 コンサルティンググループ 岸本千里氏

岸本:ファネルの観点では、クリックからLPへの遷移、フォーム到達、最終的な購買と段階ごとに見ていくことで、どの層・どの段階で反応差が出ているのかを把握できます。「この広告は良かった/悪かった」で終わらせるのではなく、「このTraitの層には認知段階では反応があるが、比較検討段階では不安を払拭する情報が足りていないのではないか」といった、次の改善に使える示唆に落とし込めます。

 最終的には、プラットフォーマーが保有する属性・行動データや興味関心データと掛け合わせることで、より立体的なペルソナ設計につなげていくことも可能です。

次のページ
BPTSで最適化する、LINEヤフーの広告戦略

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
注目マーケティングトピックス2026連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

和泉 ゆかり(イズミ ユカリ)

 IT企業にてWebマーケティング・人事業務に従事した後、独立。現在はビジネスパーソン向けの媒体で、ライティング・編集を手がける。得意領域は、テクノロジーや広告、働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社電通デジタル

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2026/09/11 10:00 https://markezine.jp/article/detail/50883

Special Contents

PR

Job Board

PR

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング