「Azure Services Platform」では、インターネットを利用した開発者向けのオンデマンドコンピューティングサービスを提供し、マイクロソフトが自前のデータセンターでホスティングを行う。この環境を利用して、企業の開発部門は、Webアプリケーション、PC・サーバ向けのアプリケーションなど、さまざまな開発を手軽に低コストで行うことができる。
Azure Services PlatformはHTTP、REST、SOAP、XMLなどのプロトコルをサポートし、開発環境としてMicrsofot Visual StudioとMicrosoft .NET Frameworkを利用することができる。.将来的には、NETがサポートしている言語に加えて、さまざまな開発言語をサポートする。
このプラットコンピューティングサービス用のOSとして提供されるのが「Windows Azure」で、オンデマンドコンピューティングやホストへのストレージ、アプリケーションの管理機能などを提供。Windows Azureはマイクロソフトの開発環境および言語以外にも、Eclipse、Ruby、PHP、Pythonなどもサポートする。
マイクロソフトは、2007年にワシントン州クインシーとサンアントニオに大規模なデータセンターを開設し、シカゴ、アイルランドのダブリンにもデータセンターを開設する予定。マイクロソフトは、このプラットフォームを利用することによって、開発部門はコストを削減し、イノベーションを最大化することが可能だとしている。
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