9月のインターネット利用動向調査を見ると、Googleは、企業が所有する全ドメインを束ねたプロパティランキングにおいて、対前年同月比120%、対前々年同月比で180%の3,090万人の訪問者を集め、2位につけている。
日本のGoogleの利用者数ランキングは、これまで世界で唯一低迷していたが、2006年11月のYouTube買収以来成長を続け、今年3月にはじめて3000万人を突破。以降も安定した集客を維持し、2007年11月以降はYahoo! Japanに次ぐ2位の座を堅守している。
Googleといえば「検索」だが、検索サービスの利用者数は、今年の年9月に前々年の1,375万人から53%伸びて2,106万人に達している。また、「非検索系サービス」においても強さを発揮し、「Googleマップ」は前々年の290万人から171%増の795万人、「Gmail」は前々年の29万人から358%増の132万人を記録している。Googleはそれ以外の非検索系サービスによっても利用者数を大きく伸ばしており、これらがGoogleプロパティの成長を支えている。
ネットレイティングス代表取締役社長兼ニールセン・オンラインチーフアナリストの萩原雅之氏は「この数年のGoogleの著しい利用者増によって状況は変わりつつあるものの、1人あたりの月間利用時間を見ると、Yahoo!Japan全体は3時間24分であるのに対して、Google全体では1時間11分と大きな差がある。今後はこの2強サイトによるシェア争いが加速していくことが予測される」と分析している。
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