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マーケティング・テクノロジーを活用しろ!デジタル・マーケティング道場(AD)

「LPOだけでは足りない」
テストとターゲティングでコンバージョンアップを狙う

大きな成功をつかむには、小さな成果の積み重ねが必要

 オムニチュアでは、テスト、セグメンテーション、ターゲティングというサイクルを継続して実施し、小さな成果を積み重ねることが、大きなインパクトにつながると考えている。

 森田氏(写真左)は「例えば、トップページのバナーひとつだけでも、Test&Target上で必要な設定作業はほんの数分で済みますので、3パターンくらい用意してテストをしてみれば、まずは結果が得られます。そこでたとえ大きな効果が得られないという結果でも、何か考察を得ることができただけでもテストの意味があります。Test&Targetなら早くて2週間で結果は出ますので、まずどのようなテストをするべきかということで迷う前に、サイト上で積極的に行動を引き起こそうとしている重要なところからどんどんテストしてみるといいのではないでしょうか」と話す。

 とはいえ、どんなテストを行っていいかわからない場合もあるし、テストのクリエイティブをデザイナーに依頼しなければならないこともあるだろう。しかし、見出しや文章、ボタン上の文言など、テキストだけを変えて実施できるテストもある。

 森田氏は続けて「海外ではテストとターゲティング専門の担当者がいて、一日中サイトのテストを行っているところもあります。日々コンバージョン率を少しずつでも向上していくことができれば、最終的には大きな収益を得られるため、専門の担当者をつけて行うべきであると判断しているのでしょう。テストをすると、予想とは違った結果が出ることが多いという調査もあります。何度も言いますが、どんなテストをするか悩む前にまずはやってみることが大切です。そして、テストを繰り返していき、経験値を上げていくことによって、テストの設計や分析の精度とスピードもあがっていきます」と話す。

SiteCatalystと連動させることでより高度な利用も可能

 Test&Targetの今後の展開について聞くと、Omnitureのオンラインマーケティングスイートの1製品であるWeb解析ツール「Omniture SiteCatalyst」や、検索連動型広告自動入札管理ツール「Omniture SearchCenter」との連携を強化していくとのこと。

 「Test&Target単体でもテストやターゲティングは可能ですが、SiteCatalystを利用している場合、既に把握しているセグメントに対するターゲティングをTest&Targetで実施できます。また、ウェブ解析のレポートを、Test&Targetで得られたテスト結果に基づいて分析できます。例えば、いくつかのクリエイティブについて、訪問者が見ているブラウザごとに区別して結果を見るなど、より柔軟な視点で解析できるようになります」と森田氏。

 さらに、同社では、単純にツールを提供するだけでなく、より効果的な活用ができるよう、コンサルティングのサービスも用意している。

 森田氏は「テストを実施するにあたっては、設計・実装・分析そして次のテストを行う…と、一連の流れがあります。その中核になるのがテストのロードマップで、これに基づきテストを設計していきます。コンサルティングサービスでは、ロードマップ作りから、テストやターゲティングのプランの提案、ツールの導入トレーニングやテクニカルサポートも行います。業界別にどんな施策を行えば効果が出るか、グローバルで情報を共有していますので、お客様には最善のサポートを提供できる体制が用意されていると思っています」と今後の展開を語った。

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この記事の著者

森 英信(モリ ヒデノブ)

 就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務やWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業。編集プロダクション業務においては、IT・HR関連の事例取材に加え、英語での海外スタートアップ取材などを手がける。独自開発のAI文字起こし...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2012/02/28 21:33 https://markezine.jp/article/detail/7955

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