電通の社内組織「サトナオ・オープン・ラボ」は今年1月、ソーシャルメディア時代の生活者消費行動モデル概念「SIPS」を発表した。電通は、広告プラットフォームとして重要な役割を担うソーシャルメディアやその周辺のメディアやツールを活用したコミュニケーションの研究などを行うため、「サトナオ・オープン・ラボ」を発展・進化させた新組織「電通モダン・コミュニケーション・ラボ」を4月1日付けで立ち上げる。
ラボを主宰するのは、ブロガー「さとなお」としても知られている佐藤尚之氏(現 電通コミュニケーション・デザイン・センター シニア・クリエーティブ・ディレクター)。ラボでは、「SIPS」を含めた次世代コミュニケーションの研究のほか、次世代ソリューション・プランナーの育成、クライアント企業への次世代型統合ソリューションの提供などを行う。佐藤尚之氏は3月末日で電通を退社するが、コミュニケーション研究開発について引き続き電通と共同で活動していく。
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