ヤマトホールディングス傘下のヤマトシステム開発(以下、YSD)とJR東日本グループの日本ホテルは、訪日外国人が来日前に専用Webサイトで商品を予約し、宿泊先のホテルで購入することで免税適用を実現するサービス「eTaxFree-Japan TaxFree Online Shopping」の実証実験を実施する。
現行の消費税免税制度では、実店舗で購入した場合に免税が適用される。一方、Webサイトで購入した商品を受け取った場合は免税の対象外だ。そこで同サービスでは、訪日外国人が訪日前に専用Webサイトから商品を予約し、輸出物品販売所(免税店)の許可を受けたホテルが予約された商品の仕入れ・販売・受け渡しを行う仕組みによって、免税の適用を可能にする。
同サービスを利用して事前に商品を予約することで、訪日外国人は買い物時間を短縮しながら免税の適用を受けられる。
またホテル事業者は、同サービスのシステムによって訪日外国人の到着前に荷物の依頼主と宿泊者名簿との照合作業ができるため、スピーディーで確実な商品の受け渡しが可能。加えて、YSDが訪日外国人のチェックイン日に合わせて商品の到着をコントロールするため、スペースを有効活用できる。
なお同実験は、資生堂ジャパンの実験用予約サイトの商品を対象に、11月20日から開始される。
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