NTTドコモは、カナダに拠点を持つResearch In Motion社のモバイル情報端末「BlackBerry」を、2006年秋から法人ユーザ向けに提供。今回、発表された「ブラックベリーインターネットサービス」によって、FOMA契約者で対応端末「BlackBerry 8707h」の個人ユーザーも国内での利用が可能となった。
月額3,045円の「ブラックベリーインターネットサービス」では、BlackBerry専用のメールアドレスに加えて最大10個まで利用可能。パソコン向けサイトの閲覧できるほか、BlackBerry端末同士なら、複数メンバーで同時にパケット通信を利用したインスタントメッセージが利用可能となっている。
8月1日のサービスの提供開始に合わせて販売チャネルも拡大され、インターネット受付およびドコモショップ法人営業部門でも「BlackBerry 8707h」の販売を開始する。しかし、「BlackBerry 8707h」は2006年に法人向けサービスを開始したときから提供しているモデル。現在のところ選択肢はこれしかないが、今後のラインナップに期待したい。
NTTドコモは「ブラックベリーインターネットサービス」のほかに、専用のパケット割引サービス「ブラックベリーデータ通信パック」も9月1日にスタート。8万パケットまでは月額1,680円で、超過分は1パケットあたり0.0525円で提供する。これを併用すると、ひと月あたりの料金は、「タイプSS」(オフィス割MAX50)1,890円、「ブラックベリーインターネットサービス」3,045円、「ブラックベリーデータ通信パック」1,680円で、合計月額6,615円からとなる。
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