※本記事は、2024年2月刊行の『MarkeZine』(雑誌)98号に掲載するものです
業界最新動向:MarkeZine注目ニュースまとめ
─ 日本郵便、郵便局の相談サービスにオンライン接客システム「ROOMS」を導入/注目ニュースまとめ
─ 在日中国人コミュニティ「BoJapan」、3,500人超のUGCクリエイターネットワークに
─ 横浜市公式Instagram、開設から7年でフォロワー10万人突破
─ DNP、読売新聞東京本社、SMNが広告ビジネスで協業
─ サブウェイの公式Twitterのフォロワー数が100万を突破、4年で約5倍に
─ chipper、ChatGPTを利用したSEO記事自動作成ツールのβ版提供
─ Crevo、茨城県石岡市の観光PR動画を制作 公開10日で20万回再生突破
─ オプト、ChatGPTと効果予測AIを広告制作に活用 生活者の趣味嗜好に基づいた広告が素早く作成可能
─ 電通グループ4社、2030年までに起こり得る未来トレンド「電通未来曼荼羅2023」を発表
─ ユーザベース、ニューズピックスの吸収合併を発表
─ U-NEXTとTBS、資本業務提携を強化 Paraviを吸収した新生U-NEXTがスタート
─ スープストックトーキョー、取締役に工藤萌氏の就任を発表 ブランディングの部門長も兼任
─ フジテレビジョン、2種類の新テレビCMサービスを日本コカ・コーラの商品訴求で試験導入
─ 電通デジタル、新たなサービスブランド「∞AI」を発表 マーケティングを支援する4つのサービスを開始
─ 電通グループ「2024メディアトレンド調査」を発表 メディア業界における10の変化要因を紹介
─ 電通、社長の交代を発表 2024年1月1日付で佐野傑氏が就任
─ セプテーニグループ、 経営体制の刷新を発表 新グループ社長には神埜氏が就任(本記事)
─ 日本マーケティング協会、マーケティングの定義を刷新 1990年に策定して以来34年ぶり
─ 電通デジタル、2030年の未来トレンドをまとめた「電通未来曼荼羅2024」を発表 22のテーマを刷新
─ 電通、人間の消費行動に影響を与える「11の欲望」2024年版を発表 「愛情」など6つの欲望を更新
─ アドビ、代表取締役社長に元マイクロソフト中井陽子氏が就任
─ LINEスタンプに複数のスタンプを組み合わせる新機能、Xでもトレンド入り
─ JAPAN AI、日本人画像の生成機能β版をリリース より自然な日本人画像の生成が可能
─ JAPAN AI、日本人画像生成機能の正式版をリリース ユーザーに合わせてカスタマイズも可能
─ 電通元代表取締役社長の榑谷典洋氏、名古屋大学発のベンチャー企業Craifの事業戦略統括に就任
セプテーニグループの新社長
セプテーニ・ホールディングスは2023年12月11日の取締役会で、新たなグループ執行役員体制について決議したことを発表した。新たな代表取締役 グループ社長執行役員には神埜雄一氏が就任。神埜氏は現在、セプテーニの代表取締役および電通デジタルの取締役(非常勤)を務める。
なお、新体制は2024年4月1日付で始動予定。同体制により、事業ポートフォリオ経営による継続的な事業成長および中核事業であるデジタルマーケティング事業へのフォーカスを強めることで、グループ内再編と事業間シナジーの創出を図る。
主要5メディアの接触動態調査
電通は2023年12月22日、ADKマーケティング・ソリューションズ、朝日新聞社、中日新聞社、日本経済新聞社、毎日新聞社の5社と共同で実施した調査データ「全国メディアプロフィールサーベイ2023(以下、全国MPS 2023)」の提供を開始した。
全国MPS 2023は、47都道府県全域の15~79歳30,154人を対象に実施した主要5メディア(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、インターネット)の接触動態調査。基本的な属性情報に加え、居住市区町村、勤め先の従業員規模、勤務形態(リモートワークの有無)、メディアごとの接触頻度・時間帯・時間量や広告の印象、関心のある商品広告の認知経路など、全274問を聴取している。
電通は全国MPS 2023により、クライアントのエリアマーケティングやターゲット分析、主要5メディアを横断したプランニングを支援する。
日本は世界第3位の広告市場
電通グループは、世界58市場から収集したデータを基に「世界の広告費成長率予測」を公開した。対象媒体はデジタル、テレビ、新聞・雑誌、OOH(屋外/交通)、オーディオ、シネマだ。
2024年の世界の広告費成長率は4.6%、市場規模は7,528億米ドル(約111兆円)となる予測だ。背景には、複数の大型スポーツイベントや国政選挙などによる広告機会の創出がある。加えて、媒体価格のインフレーションによる貢 献も見込まれている。
日本は世界第3位の広告市場であり、2024年には2023年5月に発表された予測(1.0%)から1.5ポイント上方修正した2.5%の成長が見込まれている。
日本の広告費全体におけるデジタル広告の割合は45.8%を占め、主に探索連動型広告、動画広告、ソーシャルメディア広告が牽引。テレビ広告は全体の23.5%となり、2024年以降は徐々に回復が期待される。また、OOHはコロナ禍の影響から回復するとともに、3Dや大型DOOHなどの新たなフォーマットの寄与もあり、今後も拡大していく見込みだ。
生成AI×三太郎シリーズ
KDDIは、生成AIを活用したau「三太郎シリーズ」のコンテンツ2種類を1月1日より公開した。まず、生成AIでアニメーションにリメイクした三太郎シリーズのCMを放映。過去の三太郎シリーズのCM約160本からシーンを選定し、生成AIがアニメーションにリメイクしたクリエイティブだ。
さらに、生成AIでオリジナルMV(ミュージックビデオ)が作成可能な特設サイトも公開した。ユーザーが同サイトに2024年のやりたいことを入力すると、内容に応じた歌詞やイラストが生成され、AIシンガーが歌う曲とともにオリジナル三太郎MVとして楽しめる。