※本記事は、2024年10月刊行の『MarkeZine』(雑誌)106号に掲載したものです
業界最新動向:MarkeZine注目ニュースまとめ
─ 日本郵便、郵便局の相談サービスにオンライン接客システム「ROOMS」を導入/注目ニュースまとめ
─ 在日中国人コミュニティ「BoJapan」、3,500人超のUGCクリエイターネットワークに
─ 横浜市公式Instagram、開設から7年でフォロワー10万人突破
─ DNP、読売新聞東京本社、SMNが広告ビジネスで協業
─ サブウェイの公式Twitterのフォロワー数が100万を突破、4年で約5倍に
─ chipper、ChatGPTを利用したSEO記事自動作成ツールのβ版提供
─ Crevo、茨城県石岡市の観光PR動画を制作 公開10日で20万回再生突破
─ オプト、ChatGPTと効果予測AIを広告制作に活用 生活者の趣味嗜好に基づいた広告が素早く作成可能
─ 電通グループ4社、2030年までに起こり得る未来トレンド「電通未来曼荼羅2023」を発表
─ ユーザベース、ニューズピックスの吸収合併を発表
─ U-NEXTとTBS、資本業務提携を強化 Paraviを吸収した新生U-NEXTがスタート
─ スープストックトーキョー、取締役に工藤萌氏の就任を発表 ブランディングの部門長も兼任
─ フジテレビジョン、2種類の新テレビCMサービスを日本コカ・コーラの商品訴求で試験導入
─ 電通デジタル、新たなサービスブランド「∞AI」を発表 マーケティングを支援する4つのサービスを開始
─ 電通グループ「2024メディアトレンド調査」を発表 メディア業界における10の変化要因を紹介
─ 電通、社長の交代を発表 2024年1月1日付で佐野傑氏が就任
─ セプテーニグループ、 経営体制の刷新を発表 新グループ社長には神埜氏が就任
─ 日本マーケティング協会、マーケティングの定義を刷新 1990年に策定して以来34年ぶり
─ 電通デジタル、2030年の未来トレンドをまとめた「電通未来曼荼羅2024」を発表 22のテーマを刷新
─ 電通、人間の消費行動に影響を与える「11の欲望」2024年版を発表 「愛情」など6つの欲望を更新
─ アドビ、代表取締役社長に元マイクロソフト中井陽子氏が就任
─ LINEスタンプに複数のスタンプを組み合わせる新機能、Xでもトレンド入り
─ JAPAN AI、日本人画像の生成機能β版をリリース より自然な日本人画像の生成が可能
─ JAPAN AI、日本人画像生成機能の正式版をリリース ユーザーに合わせてカスタマイズも可能
─ 電通元代表取締役社長の榑谷典洋氏、名古屋大学発のベンチャー企業Craifの事業戦略統括に就任(本記事)
─ NTTドコモら3社「dマイレージ」の提供を開始 購入店舗や決済方法を問わず利用可能
名大発ベンチャーにジョイン
電通の元代表取締役社長である榑谷典洋(くれたに・のりひろ)氏は、がんの予防と早期発見につなげる手軽な検査「マイシグナル・シリーズ」を提供するCraif(クライフ)の事業戦略統括に就任した。
Craifは、2018年に創業した名古屋大学発のベンチャー企業。病気に関連した生体物質を、尿などの体液中から高い精度で検出する基盤技術を有している。
榑谷氏は電通グループにおいて、JapanCEOをはじめ電通、電通デジタル、電通総研(旧電通国際情報サービス)などの要職を歴任した人物。Craifのさらなる事業成長を実現するべく加わった。
ライフスタイルデータを活用した観光支援
CCCMKホールディングスは、1.3億人(有効ID数)のVポイント会員のライフスタイルデータを活用し、観光特化型のマーケティングサービス「モアカム」の提供を開始した。
本サービスでは、地方への旅行や観光に関心を持つ層に向けて、親和性の高いプロモーションを企画し、クリエイティブ制作や広告配信などを行う。
2年ぶり・通算26回目の受賞
電通は8月19日、第77回広告電通賞を発表。サントリーホールディングスが総合賞に選出された。
広告電通賞は、1947年12月に創設された総合広告賞。優れた広告コミュニケーションを実践した広告主を顕彰することで、広告主による課題解決の道を広げ、日本の産業・経済・文化の発展に貢献することを目指している。
総合賞は、広告活動全般にわたり、特に優れた成果を挙げた広告主に贈られるもの。サントリーが同賞を受賞するのは2年ぶり・通算26回目だ。同社は「フィルム広告」「OOH広告」の2部門で最高賞と3つの銀賞を受賞した。
事業変革のためのプログラム
電通と電通コンサルティングは、経営層、経営企画部門、事業開発責任者、事業推進責任者向けに、事業変革の実現を支援するプログラム「Branding For Growth」の提供を開始した。
本プログラムでは3つのプロセスに沿って支援を実施する。「(1)ブランドアーキテクチャー」では事業の本質的価値を規定し、「(2)事業価値デザイン」で新事業のビジネス構造を設計。ビジネス成長につながる習慣の定着化に向けたブランド戦略を立てる。「(3)習慣アクティベーション」では、インナー・アウターの両面でステークホルダーの意識と行動を変え、習慣として定着させるための仕組みと体験を設計。ビジネス成果につなげるアクティベーションを実行する。
結果にコミットするマーケティングコンサル
RIZAPは、新規事業として「RIZAPマーケティングコンサル」を開始した。
本サービスでは同社のマーケティングメソッドを活用し、戦略立案からクリエイティブ制作、広告運用までを支援。広告運用費は同社が負担し、結果が出た後に料金が発生する完全成果報酬型モデルだ。
広告運用に際しては、一般的なWeb広告に加え、chocoZAPが保有する127万人の顧客基盤に対する情報リーチ(eDM、アプリ、LINE広告)、全国1,597店舗に設置された店内タブレット広告、サイネージ広告など、同社独自の広告チャネルも活用する。