自立人(フリーター)協会は「若者の“たばこ増税”と“喫煙”に関する意識」についての調査を行い、主に20代を中心とした若者(男性57.1%、女性42.9%)から212件のサンプルを得た(うち学生41.5%、正社員23.1%、アルバイト10.4%、無職9.9%ほか)。調査は下北沢周辺の該当と自立人協会ウェブサイトで行われた。
たばこ税の大幅引き上げを目指す超党派の「たばこと健康を考える議員連盟」が発足し、1箱の価格を600~1000円に引き上げるよう提言する見通しとなっているが、本調査で喫煙の有無をたずねたところ、半数以上がたばこを「吸ったことがない」と回答。喫煙者は29.2%と3割にも満たないことがわかった。
また、たばこが1箱1000円になっても吸い続けるかどうかを喫煙者(62名)に尋ねたところ、40.3%が「すぐに禁煙する」、30.6%が「本数を減らし、いずれ禁煙する」と回答。合計すると70.9%が1箱1000円になったら禁煙しようと考えている。
たばこ税引き上げによるたばこの値上げ(1箱1000円)への賛否については、「賛成」が42.9%、1000円以下の条件付きでの「賛成」が12.7%となっており、全体で半数以上の人が「賛成」している。反対する人は喫煙者の58.1%、賛成する人は非喫煙者の55.8%に達しているが、喫煙者でも賛成の人、非喫煙者でも反対する人がそれぞれ1割前後見られた。
喫煙者・非喫煙者全員に対して、「たばこ税」の引き上げにより税収が増えると思うかどうか尋ねたところ、「増える」が41.0%と最も多く、「増えない」と「わからない」がともに29%強見られた。また、「たばこ税」の使い道として期待する分野を尋ねたところ、1位は「年金」となり、「介護」、「環境」となっている。
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