技術・企画・営業全てを兼ねそろえたキャリア
代表取締役社長である鎌田氏自身、技術部門において社会人としてのキャリアをスタートさせたものの、自ら希望して企画部門や営業部門へ転部した経歴を持つ。そして、そこでの経験をもとに再び技術部門に戻り、責任者としての立場のみならず、自ら手を動かして開発にも取り組んだという。顧客のニーズを掴み、それを技術力・企画力によってサービスとして実現してきたというキャリアは、そのままFUSION GOLのスタンスと通じている。鎌田氏は、2007年8月に代表取締役社長に就任して以来いっそう、FUSION GOLのDNAというべき「顧客本位」の在り方について強く意識する機会が増えたと語る。
「特に中小企業のお客様と直接お話をさせていただくなかで、その底力をひしひしと感じることがあります。たとえば、限られたコストの範囲内で工夫し、いかに最大限の成果を上げるか。そうした真摯さに対し、私たちが提供できるものは何か。お客様ご自身のビジネスに注力していただけるインターネット環境とは何か。それを常に念頭におき、最適なソリューションとして提供したいと考えています」
規模と資本を武器に大きなビジネスを展開する大企業に対して、知恵と工夫で対向する中小企業の闘い方もまた魅力的だ。そうした中小企業のコストバランスを優れたソリューションによって支援することが、現在のFUSION GOLが掲げるミッションの1つであるという。その思いは、最適なWebビジネスを支援する『Web Solutions Provider』というビジョンに集約されている。
「そしてもう1つ、中小企業の強みとして感じているのは『顧客との親和性の高さ』です。一人ひとりのお客様と密接に関わることによって、しっかりとした信頼関係を構築しておられる。そうしたお客様に刺激を受けながら、我々もまたお客様との篤い信頼関係を築きつつ、よりよいサービスを提供していきたいと考えています」
今後は、中小企業のインターネットに対するニーズや不安に特化して対峙し、特定のターゲットをコミュニティとして支援することも構想の中に含まれているという。中小企業のインターネット活用がどのような軌跡を描いていくのか、FUSION GOLの新たな取り組みに注目していきたい。