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白メガネ野崎が突撃!次世代のトップランナーに聞く新時代のキャリア形成

サントリー丸吉さんのキャリアから考える、仕事の幅の広げ方

 本連載では、広告・マーケティング業界に特化した転職、副業、就活のキャリアプランニングを4,000人以上担当したホワイトグラッシーズの野崎大輔(白メガネ)さんが、同領域で活躍中の業界人のこれまで歩んできたキャリアを深掘りし、人生100年時代におけるキャリア設計のヒントを探ります。今回は、新卒で広報からキャリアをスタートし、現在はサントリーホールディングスで缶ワインブランド「ONE WINE」のマーケティングに携わる丸吉宏和さんのキャリアを振り返りました。

サントリーのD2Cブランド立ち上げに携わる

野崎:今回はサントリーワインインターナショナルが2021年10月に発売した缶ワイン、ONE WINEのマーケティングを担当している丸吉さんのキャリアを深堀りします。

 誰もが知る事業会社でのマーケティングに携わる丸吉さんのようなキャリアを目指しているMarkeZine読者さんもいらっしゃるでしょう。新卒1社経験の方がつかむポジションに思われがちですが、丸吉さんは4社目での到達です。キャリアの軌跡をたどれば、今日からマネできるエッセンスがあるはずです。

 まず、現在丸吉さんが担当しているONE WINEとは、どのような商品かについて教えてください。

サントリーホールディングス株式会社 デジタル本部 丸吉 宏和氏
サントリーホールディングス株式会社 デジタル本部 丸吉 宏和氏

丸吉:ONE WINEはサントリーの国内・海外のワイン事業を担うサントリーワインインターナショナルと、サントリーグループのDXを推進するサントリーホールディングスのデジタル本部による共同プロジェクトで生まれた、本格缶ワインになります。250mlの飲みきりサイズで、フランスの名門ワイナリーGeorges Duboeufが厳選した本格ワインを手軽に楽しむことができるのが特徴です。

 お客様にインタビューを行う中で「ワインは好きだけど、飲み切れるのか不安で気軽にボトルを開けられない」「ラベルを見ても、自分の好みに合うのかがわからない」といった声が得られたため、グラス2杯分の飲みきりサイズにし、デザインも「赤・白」「品種」が理解しやすく直感的に選びやすいミニマルなデザインにしました。

ONE WINE
ONE WINE

 そしてONE WINEは、「自社ECを『顧客理解の場』と捉えて個々のお客様と直接つながり、お客様の反応をもとに改善を繰り返すことで、継続的に購入していただけるファン層を形成する」という、サントリーとしても新たな取り組みになっています。

野崎:丸吉さんはその中で、どのような職域を担当しているのでしょうか?

丸吉:私は立ち上げ期に近いタイミングで参画しており、販売計画の策定から、広告プランニング、CRMの設計、物流周りの計画、Webサイトの構築まで、マーケティングに関する一連を担っています。

広報として必死にもがくところからスタート

野崎:まさに事業会社ならではの職域ですね。特に支援会社で広告を中心としたプロモーション領域を担当しているマーケターさんのキャリアプランニングをしてる中で、目指すイメージとしてよく挙げられる仕事内容です。では、どのようにして現在の丸吉さんが出来上がったのか、またどうすれば同じようなキャリアが描けるのか具体的に探っていきます。

 まず、新卒で入った会社と、携わっていた業務について教えてください。

株式会社ホワイトグラッシーズ 代表取締役/キャリアプランナー 野崎 大輔(白メガネ)さん
株式会社ホワイトグラッシーズ 代表取締役/キャリアプランナー 野崎 大輔(白メガネ)さん

丸吉:新卒で入社したのは、ライブ配信サービスのツイキャスを運営するモイです。モイでは広報として、メディアの方にツイキャスを認知してもらい、取り上げてもらうために様々な取り組みを行っていました。

野崎:最初は広報からのスタートですね。そこではどのような経験が得られましたか?

丸吉:自分からどんどん情報を取りに行って、吸収する経験ができたと思っています。当時のモイでは社員番号一桁での入社だったこともあり、まったく新卒扱いされず、自分で積極的に動いてバリューを出していく必要があったので、とにかく必死にもがいていました。マーケティングやPRに関する書籍をはじめとした情報収集も積極的に行っていました。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/02/28 08:00 https://markezine.jp/article/detail/38144

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