世界8,000万人のゲーム好きが集まる「Freecash」──熱量とLTVの好循環
MarkeZine編集部(以下、MZ):まずはじめに、御社の事業概要とビジネスモデルについて教えていただけますでしょうか。
Sommerfeld:当社は2020年にベルリンで設立し、アプリインストール後のプレイ進捗(エンゲージメント)に応じてインセンティブを付与する「リワード型UA」のプラットフォーム「Freecash」をグローバルに展開しています。
ユーザー側の視点で見ると非常にシンプルで、「Freecashを開き、そこに掲載されているゲームをダウンロードして遊ぶと、ステージのクリアやレベルアップといったゲーム内のタスク進捗に応じて、どんどんポイントなどの報酬がもらえる」という体験を提供しています。
ビジネスモデルを一言で言えば、「Freecashという自社プラットフォームを通じて、世界8,000万人以上(※)のユーザーと広告主様をダイレクトにつなぎ、最適な報酬によって成果を最大化する仕組み」です。
※2026年7月時点
坂倉:私たちの最大の特徴は、一般的な「ポイ活サービス」とは異なり、プラットフォーム全体が「完全にゲームに特化している」という点にあります。そのため、Freecashに集まっている人は単なる報酬目的ではなく、ベースとして「根っからのゲーム好き」ばかりです。
ユーザーはゲームを楽しめば楽しむほど報酬が得られるため、結果として長期的なプレイやアプリ内課金へと自然につながっていきます。
この仕組みによって、単にポイント目的ですぐに離脱してしまうユーザーではなく、真にエンゲージメントの高いファンを広告主様とマッチングできます。きっかけは報酬だったとしても、そこからゲームそのもののファンになって自発的に継続してくれる。こうした中長期的な熱量の好循環を生み出すことで、他の広告チャネルよりも圧倒的に高いLTVを創出し、広告主様の売上に貢献できます。
高騰するUAコスト、伸び悩むLTV──ゲーム広告が抱える課題
MZ:なぜ今「リワード型UA」が世界中で急速に注目を集めているのでしょうか。市場が直面している課題と、それがFreecashの提供する価値とどう合致しているのかを教えてください。
Sommerfeld:昨今、世界的にゲームアプリのユーザー獲得コスト(CPI)は高騰し続けています。ゲーム会社の主要な出稿先はここ5年以上変わっておらず、Google、Meta、TikTokといった運用型広告プラットフォームで同じ入札競争が繰り返されているため、獲得コストが引き上げられているのが現状です。
一方でユーザー層に目を向けると、一人当たりの課金額は増えていません。コストが上がっている一方で、ユーザーが使ってくれる金額やLTVは伸び悩んでいるというのが、グローバル共通の深刻な課題です。
坂倉:日本でもCPIが上がり続けており、多くの広告主様が短期的なCPIだけを追うことに限界を感じています。だからこそ、その先にある本質的な「ROAS(広告費用対効果)」、つまり最終的なリターンを注視するようになってきています。日本のマーケティング現場も今、まさにそうした費用対効果の最適化へと舵を切る大きな過渡期にあると感じています。
「リワード型UA」という手法、そしてその裏側にあるFreecash独自の最適化アルゴリズムがあれば、より熱心に遊んでくれるユーザーに適切な報酬を提供し、長期的なROASをデータによって証明していけます。

