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フルファネルで効果を発揮するAmazon Adsとのマーケティング(AD)

ブランド認知・オフライン購買にも寄与する「Amazon Ads」/アサヒ飲料の実績を紹介

ウィルキンソン担当者がAmazon Adsを採用した理由とは?

 本施策を担当したアサヒ飲料 マーケティング一部 無糖炭酸・果汁グループの栗原信彦氏は、炭酸水ユーザーである若年層向けの施策を検討する上で、Amazonという場に2つの点で魅力を感じたという。

 「1つ目は広告メディアとしての価値です。ミレニアル世代・Z世代の情報認知経路が、従来のマスメディアからSNSなどのデジタルメディアにシフトしている背景を踏まえ、圧倒的な集客力で、オーディエンスインサイトを豊富に有しているAmazonを、重要な顧客接点・広告メディアとして捉えています。

 2つ目は、総合オンラインストアとしての価値です。ウィルキンソンを愛飲いただいているコアファンのブランドロイヤリティが非常に高く、毎月Amazonの「定期おトク便」で購入して下さるヘビーユーザーの方々に支えられているブランドです。そのためAmazonとの協業を深めることは、認知→興味関心→オフラインでの1本購入→リターゲティング→ケース購入→ロイヤルユーザー化といったカスタマージャーニーをより高度に実現できる「D2Cチャネル」の構築につながると考えています」(栗原氏)

アサヒ飲料株式会社 マーケティング一部 無糖炭酸・果汁グループ 栗原信彦氏
アサヒ飲料株式会社 マーケティング一部 無糖炭酸・果汁グループ 栗原信彦氏

特設ページではブランドの世界観を存分に表現

 同社はAmazon.co.jpにおいて、カスタムランディングページを作成するとともに、Amazonのトップページでの広告やスポンサーブランド広告、Amazon DSPなどを使って広告を展開した。

Amazon.co.jpトップページでの掲載枠:

Amazon.co.jpのトップページにある最も大きな掲載枠であり、オンラインストアを訪れる多くのユーザーが目にする。Amazonが提供する新商品やキャンペーン情報のほかに、企業が商品やサービスのブランディングで活用する場合がある。

スポンサーブランド広告

検索キーワードや閲覧している商品・カテゴリー、ブランドに基づいて、商品検索結果のページや商品詳細ページに表示されるカスタマイズ可能な広告。動画やイメージ画像も追加できる。ブランドイメージ想起に活用する企業が増えている。

Amazon DSP

Amazonが提供するプログラマティック(運用型)広告サービス。Amazonが所有・運営するプロパティや外部サイト・アプリ上で、ディスプレイや動画広告を掲載できる。

 カスタムランディングページはインパクトを重視し、クリエイティブや世界観にもこだわっている。キービジュアルには、「“酔わない”を楽しむ」というポジティブなイメージを持ってもらうため、華やかで楽しい社交的なシーンを採用。ウィルキンソンのロゴを囲んでいる太陽光のような黄色い放射も、昼間のBBQのような飲用シーンを想定していることに加え、飲まない・飲めない自分でも受け入れてくれる新しい空間を演出した。

ウィルキンソンのカスタムランディングページ
ウィルキンソンのカスタムランディングページ

 また、文章だけでは新しい価値観である「ソバーキュリアス」をすぐに理解してもらうことは難しいため、日常シーンの写真とともに世界観を表現。それぞれのシーンに合わせた“映える”レシピを紹介し、ノンアルコールドリンクへの興味喚起を行った。

レシピを紹介
レシピを紹介

 各レシピは保存やシェアが可能なほか、レシピに必要な各材料をすぐに購入できるようカートボタンも設置した。

ウィルキンソンのカスタムランディングページ
ウィルキンソンのカスタムランディングページ

リーチ規模、ブランドリフトの実績は?

 同社のAmazon Ads導入後の実績は次の通りだ

配信実績(2021年9月~11月)

リーチ数(UU数):約1,900万人
ページ閲覧数:約30万ビュー
レシピダウンロード数:約9,000回

 同社では施策の実施目的に合わせて、ブランドリフトについても調査。以下の項目でポジティブな影響があったことが示唆された。

ブランドリフト調査

 「ソバーキュリアス」「ウィルキンソンブランド」について、認知から購買までのすべての段階でリフト。特にリフト値が高かったのが20~29才の男性だった。一方20~29才の女性では、純粋想起~認知のリフト値が高かった。

 また、広告接触後の行動意向向上について、「ブランドを検索した」「商品を購入した」などの各種行動意向が、特に20~29代の男性において有意に高くなっている。あわせて、「今後購入したい場所」について、EC以外のチャネルのリフトも見られた。

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“オフラインでのトライアル購買増加”が大きな成果の一つ

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この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2022/12/16 14:21 https://markezine.jp/article/detail/38513

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