「OpenID」は、複数のサイトを共通のIDで利用可能にするための認証の仕組みを提供するもので、「OpenID Foundation」が仕様を一般公開している。この仕様に準拠することで、アカウントサービスを持つサイトはOpenIDプロバイダとしてOpenIDを提供できるようになり、一般的なサービスを提供するサイトもOpenID対応サイトとして、OpenID利用者にログインサービスを提供できるようになる。
ヤフーでは、最新の仕様である「OpenID 2.0」に準拠してOpenIDを発行。「ログインシール」や「ログイン履歴」など、Yahoo! JAPANが提供する認証に関するセキュリティ機能をそのまま利用することが可能になる。これによって、開発者はサイトをOpenIDに対応させるだけで、Yahoo! JAPANの2,136万IDのアクティブユーザーに向けて、独自の認証システムを必要とせず、利用者に新たなアカウント作成も要求しないサービスを開発・提供できるようになる。
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