予想超える売上に寄与する結果に
今回の施策の結果、目標を上回る数値が出ただけでなく、想定外の効果も得られた。たとえば、Twitter上の会話量を同カテゴリーの商品で調べたところ、他を圧倒的に突き放す会話量が発生。また、小林氏によると、その会話の質も良かったという。
「今回のキャンペーンで、明確なターゲットにメッセージを届けることを意識した結果、実際に購入した方や、商品を深く理解していただいた方からのツイートが多数見受けられました。また、2018年は1本満足バーブランド全体で目標だった前年比105%を大きく上回る113%の売上を達成しました」
商品に関してどのようなイメージを持っているのかを利用者の会話という定性的な情報から検証できるのはTwitterの強みの一つ。小林氏も、今回のキャンペーンを通じて得られた反響は丁寧にウォッチしていきたいという。
「商品について発信してくれるお客様には強い想いがあります。こちらからのメッセージを伝えるだけでなく、利用者の目線に立ち、どのような文脈でツイートされていたのかを紐解いて、インプレッションやツイート数だけでは測れない部分もしっかり把握していきたいですね」
Twitterに期待するのは「マス広告の補完」と「インタラクティブ性」
最後、小林氏に今後Twitterに何を期待し、どう活用していきたいかを聞いた。これに対し同氏は「テレビCMの補完的な役割を期待しつつ、Twitterならではのインタラクティブ性を活かした取り組みにチャレンジしたい」と語った。
「テレビCMのインパクトはいまだ強く、今後も活用していきます。ただ、年代によって接触するチャネルが大きく変化してきている今は、常に新たな手段を模索していかなければなりません。その中でも特にTwitterへの期待は大きいです。利用者数が多いのでかなりのリーチを取れますし、細かな検索ニーズにも応えられる。広告と利用者によるコンテンツが自然に共存できるのも魅力的です。様々な可能性を秘めているプラットフォームなので、今後も新たな取り組みにどんどんチャレンジしていこうと思います」