Teadsは、「Teads for Publishers : エンタープライズスイート(以下、TFP)」を発表した。TFPは、パブリッシャーに対して、動画およびディスプレイフォーマットでのクリエイティブ制作を可能とするTeadsStudioを技術開放し、制作したクリエイティブを同エンタープライズスイート上にて広告販売できるようにするプラットフォーム。
メディアの運営者が広告在庫を拡大し、収益を増やすことができるように設計されており、プレミアムでブランドセーフな広告体験をユーザーへ提供することが可能だという。
具体的には、アドサーバーとサプライサイドプラットフォーム(SSP)の機能拡張としてTFPの提供を開始する。パブリッシャーは自社のプライベートマーケットプレイス(PMP)上でディールIDを通じ、純広告またはDSPを介してTeadsのinReadフォーマットを販売できるようになる。
なお、TFPには以下の4つの特徴があるという。
1. Teads PredictiveAI(プリディクティブAI)
TFPを通じて、パブリッシャーはTeadsのAIが搭載されたアルゴリズムで広告の収益を最大化できる。KPIを達成する可能性をリアルタイムで予測し、ユーザーに最適化された効果の高い広告を配信するために、ユーザー・記事・広告内のデータからコンテキストを逐次読解しPDCAを繰り返す。AIは、パブリッシャーインベントリーを効率的に運用し、CPM(vCPM)、CPCVモデルをパブリッシャー向けに展開する。
2. Teads Studio(スタジオ)
パブリッシャーは、セルフサービスツールとしてTeadsStudioにアクセスし広告クリエイティブを最適化できる。TeadsStudioは、既存のアセットを活かし、広告をパーソナライズするように設計されており、インタラクティブな要素を取りいれることで、キャンペーンのエンゲージメントを強化できる。
3. Teads Audiences(オーディエンス)
Teadsのデータマネジメントプラットフォーム(DMP)の活用が可能となる。パブリッシャーのファーストパーティデータとTeadsのファーストパーティデータのインテグレーションにより、精度の高い広告運用を実現する。
4. Teads Premium Ad Experiences(プレミアムアドエクスペリエンス)
パブリッシャーは、ビデオとディスプレイの両方で、TeadsのinReadフォーマットの販売が可能。inReadフォーマットには、モバイル環境に最適化されたランドスケープ、スクエア、バーティカル、インタースクローラー等のフォーマットがある。
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