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感情などのあいまいなキーワードで画像検索を実現!資料作成をスムーズにする「ピットリー」とは

 コミュニケーション型の画像販売サービス「ピットリー」が、11月10日より本格的にサービス提供を開始した。その特徴は、感情による画像検索が可能な点にあるが、誕生するまでの過程もユニークだ。富士通が運営する技術と未来をつなげるコミュニティ「FUJITSU TECH TALK」を通じて知り合ったことをきっかけに、構想を形にしていったのだという。立ち上げメンバーである林氏、安部氏、三井氏の3名に、その出会いからピットリーが完成するまでの経緯、マーケターが利用するメリットを伺った。

感情などのあいまいなニュアンスから写真を探せるコミュニケーション型の画像販売サービス

――早速ですが「ピットリー」のサービス内容について教えてください。

林:ピットリー画像素材を販売するサービスです。簡単にサービスについて紹介すると、写真素材提供者(カメラマン)がピットリーへ写真を登録します。次に登録された写真へAIが自動でタグ付けを行います。このピットリーのユニークなポイントが「楽しい」「悲しい」などの感情のキーワードも合わせて付与されるところです。

林:素材購入者は、ピットリーのサービスでAIとコミュニケーションを取りながら探して購入することが可能です。マーケターの方ですと、Webコンテンツ作成や企画書、プレゼン資料を作成する際に画像販売サービスを使われている方も多いのではないでしょうか。

株式会社フォレストバーウッド 代表取締役 林研志氏
株式会社フォレストバーウッド 代表取締役 林研志氏

林:でも画像を選ぶときって、なかなか自分が考えているような写真に出会えず時間がかかったりします。そこでAIを使ってニュアンスや、「楽しい」「悲しい」などの感情を用いて検索できるサービスを開発しました。

 通常の素材サイトでは、「雨空」の画像が欲しい場合、そのまま検索キーワードに入れれば、まさしく意図した画像が出てくるはずです。ただ、漠然に「悲しい雰囲気の空」の素材を探したい場合はどうでしょうか。ここで難しいのが「悲しい=雨」は近いイメージを持つ方も多いかもしれませんが、雨だけではなく、「夕方の寂しい空」「夜の静まり返った空」や「曇りのどんよりした空」なども、悲しい雰囲気に含まれるかもしれません。

三井:ピットリーでは下図のように、「キーワード+感情」から画像を検索できます。

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感情検索 クリック/タップで拡大

三井:「悲しい雰囲気を持った空」をピットリーで探す場合は「空(キーワード)+悲しい(感情)」で検索してみてください。そうすると、下図のようにAIが判断して、曇りや夜など様々なシチュエーションでの「悲しい」イメージを持った空の素材を選んでくれます。

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「空 悲しい」で検索 クリック/タップで拡大

三井:一方、「空+楽しい」で検索すると下図のように入道雲/一面青空/虹などの爽快かつ楽し気な素材が表示されます。

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「空 楽しい」で検索 クリック/タップで拡大

三井:このようにピットリーは、キーワードだけでなく、感情といったニュアンスからも検索できるので、 イメージした画像をより素早く検索できるのが特徴です。

独自の画像解析エンジンを構築し「3方良し」を目指す新モデル

安部:画像へのタグ付けは、ディープラーニングで構築したピットリー独自の画像解析エンジンを使っています。検索するためには、画像1枚1枚に検索キーワードにヒットするタグ付けが必要ですが、AIを使うことでこの作業にかかる時間を短縮できることに加えて、タグの内容にばらつきがなくなります。

 画像を学習データとしてディープラーニングに学習させることで、風景画像に関しては狙い通りのタグ付けが自動でできるようになっています。

林:とは言え、まだピットリーでの自動タグ付けの精度は100%ではありません。そのため、写真の販売元であるカメラマンさんにピットリーの先生として、必ずタグ付けしてもらっています。それによってタグ付けされた写真が学習データとなって、どんどん賢くなる。ピットリーという環境が、AIを学習させる場所としても上手く活用できるのではと考えています。

 本来なら我々がやるべき手間を、カメラマンの方々に担ってもらうことで、学習データを作るためのコストが圧縮できて、カメラマンさんへのフィーも多く払えるようになります。

 かつ、そのフィーの金額は、売れ行きランキングを導入して増やせるような施策を検討し、提供者のモチベーション向上や質の高い写真が届くような仕組みにすることで、みんながWin-Winになるサービスを目指して作ってきました。

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林:そうしてピットリーの精度が高まっていった先に、「ピットリー派遣」という形で、画像解析エンジンを各企業の課題解決に活用する、新たなビジネスモデルへの展開も想定しています。無限大に新しいビジネスモデルを創造できるような期待感を抱いています。

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「デザイン」「システム」「AI」三者三様の強みをサービスに集約

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この記事の著者

畑中 杏樹(ハタナカ アズキ)

フリーランスライター。広告・マーケティング系出版社の雑誌編集を経てフリーランスに。デジタルマーケティング、広告宣伝、SP分野を中心にWebや雑誌で執筆中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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