NTTドコモのマーケティングソリューション領域における新規事業型子会社であるDearOneは、リテール公式アプリ向けの広告配信プラットフォーム「ARUTANA」において、広告のブランドリフト効果を可視化する「BLSオプション」の提供を開始した。これにより、従来の購買データによる効果検証では捉えきれなかった、購買前の消費者の心理変化を定性・定量的に可視化することが可能になる。
同オプションは、アプリを起動したユーザーを対象にアンケート調査を行い、広告の接触者と非接触者を比較してレポートを出す仕組みだ。具体的な調査項目は、ブランドや商品の認知・想起度、好意度、購入意向のほか、事前の購入予定がない「非計画購買」の有無など多角的に設定されている。リテールアプリユーザーの約75%が店舗内でアプリを起動するという特性を踏まえ、店頭での広告接触が購買に与える影響のエビデンスを提供する。
先行事例:製菓メーカーでの検証結果


2026年2月から3月に実施された製菓メーカーの先行事例(合計約200万インプレッション)では、非接触ユーザーと比較して、広告接触ユーザーの購入率がインプレッションベースで1.2倍、クリックベースで2.5倍となった。また、アンケート調査による意識変容の比較では、接触者のブランド好意度が75.3%(非接触者は38.5%)、購入意向が74.0%(非接触者は41.2%)といずれも7割を上回る結果となった。広告接触を経て購買に至ったユーザーのうち、49.8%が「もともと購入する予定はなかった」と回答しており、非計画購買の創出が確認された。
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