GO中西さんも登壇!MarkeZine Day 2026 Autumn参加申し込み受付中
いま自社に必要なのはAIO? ブランディング? それとも……。村田製作所×GOに学ぶ、BtoBマーケティングの次なる一手の打ち方とは。

「組織が好き」な執行役員が歩んできた道
──まずは中西さんの現在のお立場と、これまでのキャリアを簡単に教えてください。
現在はGOの執行役員と法人事業本部長という2つの役割を担っています。法人事業本部長としては、「GO BUSINESS」の事業成長に加え、中長期成長のための新規事業づくりも担当しています。執行役員としては、事業が縦割りで進む中で経営からこぼれ落ちてしまうものを拾うのが役割です。今いちばんリソースを投下しているのは新卒採用ですね。
過去はあまり綺麗なキャリアではないのですが(笑)。20代は不動産の管理会社に勤め、28歳で起業してフィリピンで英語学校の事業を約4年間手がけました。30代はスタートアップの取締役として約6年、事業とコーポレートの両方を見ました。これが私にとって初めてのBtoBの経験です。2024年に退任し、同年10月にGOへ入社しました。
──事業と組織、それぞれにバランスよくかかわっている印象です。どちらが好きかで言うと。
組織のほうが好きですね。人の可能性や集合体をどう動かすかに興味があります。ただ、事業があっての組織という主従関係がある以上、組織を見るなら事業もわかっていないといけない。起業もしているので、利き腕が多い人間なんだと思います。
プロダクトが強いゆえに、ブレていた訴求ポイント
──中西さんがGOに参画された当初、法人事業のマーケティング体制と課題はどのようなものでしたか。
事業自体はすでに大きく伸びていました。顧客が求める課題にフィットするプロダクトをつくれていたからです。率直に言えば、マーケティングやセリングを磨き込まなくても売れている状態にありました。とはいえ、ビジネス側の実行力が高まれば、より事業が伸びていきますから、その強化に取り組むことになります。

やったことは大きく2つです。1つは、このプロダクトは何かをひと言で説明できるように訴求を絞り込んだこと。機能が拡張していくと、あれもこれも言いたくなるものですが、「『GO』アプリの法人版で、管理もできて、経費精算も楽になる」という伝え方では、顧客にとって重要なポイントがわかりにくい。訴求をシンプルにしたことで、リード数と商談化までの工程が一気に改善されました。
もう1つは組織です。私は「組織は戦略に従う」と考えていますから、事業戦略に必要な組織のケイパビリティを言語化し、組織を改編しました。取り組んだのはこの2点だけです。
