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3つのステップで休眠ユーザーをロイヤル化 イスラエル発のモバイルアドテク企業・YouAppiの挑戦

 モバイルアプリのマネタイズは、インストールしてもらってからが本番だ。せっかく広告費を投じてダウンロードを促すことに成功しても、使わないアプリはすぐに削除されてしまう。そこで、休眠ユーザーを呼び戻し、アクティブ率を向上させる“人工知能型アプリ広告配信プラットフォーム”を提供するのがイスラエル発のアドテク企業YouAppi(ユーアッピ)である。イスラエルより来日したCEO、プロダクトマネージャーを交え、ユーザーエンゲージメントの向上を実現するプロダクト「Re-Engagement」開発の狙い、独自の強みを聞いた。

収益向上には既存ユーザーへの施策が重要

MarkeZine編集部(以下、MZ):はじめに、YouAppi(ユーアッピ)の事業内容と皆様の自己紹介をお願いいたします。

モシェ: YouAppiは「人工知能型アプリ広告配信プラットフォーム」を提供する、モバイルアドテク企業です。技術大国イスラエルの最先端のAI(機械学習)とビックデータ解析技術を駆使し、良質なユーザーの獲得、および既存ユーザーとのエンゲージメント構築を支援しています

YouAppi CEOモシェ・ヴァクニン氏
YouAppi CEO モシェ・ヴァクニン氏

ヒリット:アプリマーケティングの領域では、近年「新規ユーザーの獲得」以上に「既存ユーザーとのエンゲージメント構築」を課題視する企業が増えています。どのようなアプリでもリリースから時間が経つにつれCPIは高騰していき、またアクティブユーザーの離脱も起きてしまうためです。

 当社はこうした顧客企業の課題を解決するため、“休眠顧客を呼び戻し、アクティブ率を向上させる”広告配信プラットフォーム「Re-Engagement(リエンゲージメント)」を開発しました。私はこちらのプロダクトマネージャーをしています。

YouAppi VP Growth, Re-Engagement ヒリット・ミオドゥサー・アメス氏
YouAppi VP Growth, Re-Engagement ヒリット・ミオドゥサー・アメス氏

芳井:私はこの9月に日本のカントリーマネージャーに就任しました。ヒリットが挙げたアプリマーケティングの課題は、日本市場でも同様です。どんなに順調にユーザー数が増えているアプリでも、時間の経過と共にユーザー数がこれ以上は増えないという時期は必ず来ます。

 そうなった時、新規ユーザーだけをターゲットにしていると、アプリの収益性向上が難しくなります。ですから、既存ユーザーに対しても適切にアプローチし、よりアプリを使ってもらうための施策が必要となるのです

YouAppi 日本オフィス カントリーマネージャー 芳井沢人氏
YouAppi 日本オフィス カントリーマネージャー 芳井沢人氏

MZ:YouAppiとして、今後は特にリエンゲージメント広告に力を入れていくと?

モシェ:はい。我々の最終的な目的は、新規獲得~リエンゲージメントまで“クライアント企業のフルファネルマーケティングを実現する”こと。そのために、これまで強みとしていた新規獲得に加え、リターゲティング領域もカバーすべく、「Re-Engagement」をアップデートしました。

ヒリット:「Re-Engagement」は既存ユーザーの中でも、しばらくアプリを起動していない“休眠ユーザー”にフォーカスしています。

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3つのステップで休眠ユーザーをロイヤルユーザーへ

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この記事の著者

冨永 裕子(トミナガ ユウコ)

 IT調査会社(ITR、IDC Japan)で、エンタープライズIT分野におけるソフトウエアの調査プロジェクトを担当する。その傍らITコンサルタントとして、ユーザー企業を対象としたITマネジメント領域を中心としたコンサルティングプロジェクトを経験。現在はフリーランスのITアナリスト兼ITコンサルタン...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2019/11/05 11:00 https://markezine.jp/article/detail/32229

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