オン・オフの広告、企業PR、イベント、SNS向けのクリエイティブ、動画コンテンツなど、幅広い領域でキャスティング事業を展開するエイスリーは、多ジャンル×多展開を売りとし、12の専門的なキャスティングユニット体制で、すべてのジャンルに対応できるのが強みだ。2016年9月期には売上高3.5億円を達成。2019年9月期では売上高20億円を目標にするなど、急成長している。SNSプラットフォームなどの台頭でメディアが多様化し、個性的なインフルエンサーが増える中、「誰をアサインしたらよいのかわからない」という企業の課題に柔軟に対応している。キャンペーンを成功に導くキャスティングの質について、同社の代表取締役を務める山本直樹氏に話をうかがった。
12の専門ユニットで多ジャンルに展開
─―まずは、エイスリーのキャスティング事業について教えてください。
山本:エイスリーは、「総合」キャスティングが強みです。テレビでおなじみの芸能人から俳優、モデル、アーティスト、アスリート、専門家、文化人、クリエイター、声優、キャラクター、そしてインフルエンサー、YouTuber、TikTokerと、様々なジャンルから、クライアント企業のニーズにあったキャストをご提案、アサインしています。
一般的なキャスティング事業の場合、ある業界やジャンルに特化する傾向にありますが、エイスリーでは社内の組織を12の専門ユニット制に分け、そのジャンルに詳しい専門の担当者を置いています。
─―時代を反映した、12の専門ユニット制で、幅広い領域をカバーしているんですね。企業や代理店などのクライアントから、様々なニーズがあるのだとうかがえます。
山本:おっしゃる通り、クライアントからのキャスティングニーズは多様化しています。その背景に、YouTubeやInstagramをはじめとしたSNSプラットフォームの台頭による、メディア環境の変化があります。
メディアの多様化で進む、人気タレントの細分化
山本:以前は、テレビで見るような、誰もがよく知るタレントや有名人をキャスティングすれば、認知向上などの目的を、果たせていたと思うんです。
しかし、メディアが増えた分、消費者の好みや支持するタレントにも変化が起こり、クライアントには「効果を高めたいが、そのために誰を起用すればよいのかわからない」という課題が発生しています。特にZ世代など若い世代が支持する対象は、テレビタレントから、インスタグラマー、YouTuber、VTuberにまで広がりを見せるなど、「人気タレント/インフルエンサーの細分化」が起きています。ターゲットに響くキャスティングを考えるのは、とても難しいのが現状です。
──確かに、「子どもが支持する人気者は?」と聞かれても、すぐにはわからないですね。
山本:そうです。YouTuberにしても、そもそも「どんな人がいるのか?」の把握すら難しくなっています。中には、トップYouTuberよりフォロワー数は少ないけれど、ある層への影響力は高いインフルエンサーもいるわけです。
エイスリーでは、各ユニットの担当者が「このジャンルにはどんなキャストがいて、どのような層に影響力があるのか」を常に調査しています。ですから、クライアントからの「〇〇さんをアサインしてほしい」という要望に応えるだけでなく、キャンペーンの目的やニーズに合わせた、適切なキャスティングをご提案しています。
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マチコマキ(マチコマキ)
広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。
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