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【Instagramマーケは難易度が高い?】PDCAを回しにくい3つの要因と解決策

 度重なる機能拡張により、マーケティング活用の可能性が広がっているInstagram。しかし「効果が実感しにくい」「他の施策と比べて難易度が高い」という声があるのも事実です。SNSマーケティング支援を行うテテマーチでは、今年2月に担当者の運用の実態を調査。本記事ではそのデータを紐解きながら、Instagram活用を難しくしている“構造的な要因”とその解決策について解説します。

Instagramマーケは難易度が高い?

 新型コロナウイルスの影響によりオンラインコミュニケーションの重要性が高まっている今、改めてSNSマーケティングに注力する企業が増えています。とりわけInstagramは、度重なる機能拡張によりユーザーとのコミュニケーションの幅が広がったことで、大きな注目を集めています。しかしながら、効果が実感しにくいという声や、現場の担当者と経営者・マーケティング責任者の認識に“ズレ”が生じているという悩みも聞こえてきます。そこで今回、2本の記事を通じて、Instagramマーケティングを難しくしている要因は何なのか、どのように解決していけばよいかを検討していきます。

(1)InstagramでPDCAを回すのが難しい3つの理由(前編・本記事)
(2)Instagramに予算がかけづらい構造的な問題(前編・本記事)

(3)「予算は少ないが仕事は多い」現場の苦悩(後編・近日公開予定)

 私はテテマーチで取締役をしています、松重と申します。2015年にSNSマーケティング支援の事業を立ち上げ、Instagramのビジネス活用メディア「インスタアンテナ」、Instagramキャンペーンツール「CAMPiN(キャンピン)」などのサービスをリリースしてきました。2020年にはInstagram分析のSaaSツール「SINIS(サイニス)」をリリースし、現在およそ2万8,000のInstagramアカウントにご利用いただいています。今回、SINISのユーザーにInstagramの利用状況やお悩みについての実態を調査しました。

【調査概要】
・回答者数:173名
・回答期間:2021年2月16日~2021年2月23日
・回答者の属性:SINISを利用しているInstagram担当者

担当者は「PLAN、DO、CHECK」の難しさに悩んでいる

 次の図は「Instagramマーケティングの実務における悩み」を聞いた結果です。

タップ、クリックで拡大
タップ、クリックで拡大

 この結果から、次の2つがInstagram担当者の大きな課題になっていることがわかります。

・フィード投稿の企画・制作・管理が難しい
・アカウントの分析・考察・レポーティングが難しい

 実は2020年5月ごろにアンケートを実施したときも同様の傾向がみられており、オーガニックでフォロワー数を増やそうとしたとき、必ず直面する普遍的な課題と言えるでしょう。この2つは言い換えると、“PDC”の部分。Instagramマーケティングでは「どんな投稿をすれば良いのか(PLAN・DO)」「どうやって投稿を振り返れば良いのか(CHECK)」という適切なPDCAサイクルが回っていない、ということが問題になっているようです。

 では、なぜInstagramではPDCAを回すのが難しいのか。その要因は、下記の3つに集約されると考えています。順を追って説明したいと思います。

InstagramでPDCAを回すのが難しい要因

(1)コンテンツのトレンドの移り変わりが激しい
(2)画像の重要性が特に高いSNSである
(3)複雑なアルゴリズムを理解しなければいけない

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この記事の著者

松重 秀平/テテマーチ株式会社(マツシゲ シュウヘイ)

 2015年6月に創業したテテマーチ株式会社にてSNS事業の立ち上げを行う。現在はサブスクリプション型のSaaSであるInstagram分析ツール「SINIS(サイニス)」のグロースおよび、SNSの研究チーム「サキダチラボ」の所長を務める。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2021/03/30 08:00 https://markezine.jp/article/detail/35415

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