2月10日、LIFULLが提供する不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」は、AI技術を活用し、住まい探しをするユーザーとの対話を通して一人ひとりの好みを理解、学習することでぴったりの物件を提案する新機能「AIホームズくん」の提供を開始した。
同サービスはユーザーが住まいに関する9つの質問に答えると、AIが住まい探しでの「重要項目やその重要度合」といった好みを理解、学習し、住まい探しでこだわる項目など条件整理をしながら専用の「住まいのカルテ」を作成する。
従来の一般的なAIチャットボットでの住まい探しでは、条件や希望の同じ質問に何度も回答する必要があったが、「AIホームズくん」では「住まいのカルテ」によって、条件だけでなく細かなこだわりや好みまでも記録しておくことができるため、無駄な聞き直しを避けてスムーズな住まい探しを実現する。
登録やログインは不要で、無料利用可能。現時点ではスマートフォン版でのみだが、今後PC版にも拡大予定。
同社は、AI技術の活用によって、サービス品質や業務の生産性を向上させるために「AI戦略室」を設け、研究・開発を推進してきた。
これまで住まい探しの中で“理想や条件を整理して自分にあった住まいを教えてほしい”というニーズは高かった一方で、それを叶えるためには不動産会社等に直接相談するしか方法がなかった。そこで、24時間対応で、気軽にいつでもどこからでも相談できるという「AIホームズくん」を提供するに至った。
【関連記事】
・2ヶ月で相談件数8万件!AIチャットボットスナックママ「よしこ」開発の裏側
・電通と電通マクロミルインサイト、生活者インサイトを自動で深掘りするAIチャットボットを開発
・元女子高生AI「りんな」のrinnaとギブリー、AIチャットボットの開発・販売で協業
・「Japan Branding Awards」の受賞ブランドが決定 最高賞はLIFULLと龍谷大学に
・ライナフとLIFULL HOME’S、物件のおとり広告撲滅を目指して取り組みを開始