「当たる」クリエイティブを量産できる、効果予測AIの活用ソリューション
3つ目の効果予測については、サイバーエージェントの提供する「極予測」シリーズを中心に語られた。同ソリューションは、効果予測AIを活用することで広告効果が事前にスコア化されるものだ。
中でも「極予測AI」は、現状で配信が一番伸びているクリエイティブと比較して効果を予測。クリエイティブの予測値が芳しくなかったものも、コピーを再考するなどして、より効果が高いクリエイティブに磨ける点もポイントだ。
実際、効果も出ており「極予測AIが人間の既成概念を超えて価値を出している例もある」と久慈氏は話した。
成功の秘訣は、継続的に任せられる企業と組むこと
縦長動画は、よく「チャレンジしてみたけれど全然伸びない」という声が少なくない。その要因について服部氏は「単発でやっても全く効きません。縦長動画を始めるのなら、継続的にたくさんの供給ができる体制を作らなければならないのです」と強調した。
VCLでの制作本数は「今後4倍以上に増やし、担当できる体制を整えている」と久慈氏は話す。またサイバーエースは、「沖縄にクリエイティブ専門の子会社があり、そちらでさらなる制作本数に耐えうる人員を強化している」ことも明かした。
勝ちパターンが見えているとはいえ、縦長動画で成果を出すのは容易なことではない。今から取り組む企業は、覚悟を持って挑まないと難しいだろう。最後に服部氏は次のようにまとめ、同セッションを締めくくった。
「『再生数がなかなか伸びない』と悩まれている企業様は、1回で諦めずに、長期的に計画をたてて、本気で取り組んでみてください。そして、その本気を受け止めて制作を任せられる企業と組むことが、おすすめの方法です。持続的なお取り組み伴走できるパートナーを見つけてみてください」(服部氏)