不特定多数の人が利用する「レンタカー」とは異なり、決まったメンバーで同じ車を共有する「カーシェアリング」や、オフィス機器のようにリース代を支払って一定期間利用する「カーリース」について、20代から40代を中心とするネットユーザー402名(男性55.0%、女性45.0%)を対象に1月に調査が行われた。回答者の自家用車所有状況は「所有」が65.4%、「非所有」が34.6%となっている。
自動車の利用シーンをたずねたところ、全体の84.3%が「買い物」、78.9%が「レジャー」と回答しており、「仕事・通勤」と答えたのは40.5%にとどまっている。利用したことがあるサービスで最も多いのは「レンタカー」(54.2%)で、「カーリース」「カーシェアリング」の利用経験者はあわせても10人に満たなかった。しかし、詳しく知りたいサービスとして「カーリース」を挙げた人は18.4%、「カーシェアリング」は15.2%となっている。
サービスへの関心度は車の利用形態によって異なっており、「たまにしか使わない」という人は、レンタカーについての関心が高く、「自分で自動車を所有するより安い」という金銭的メリットを求める人はカーシェアリングについて、「今より維持費を安くしたい」という人はカーリースについての関心が高くなっている。
また、自家用車所有者に「金銭面の理由で自動車を手放したいと思ったことがあるか」を聞いたところ、17.5%が「ある」と回答。一方、非所有者に「自動車を利用するとしたら月に何回くらい利用したいか」をたずねると、34.5%が「週1回以上」利用したいと回答。「利用したいとは思わない」とした人は20.1%にとどまっており、ベンリなサービスがあれば車を使いたいという人も多そうだ。
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