調査は、首都圏在住の20代男女300名の「現役20代」、30~50代男女300名(各年代100名ずつ)の「元20代」の計600名を対象に、2009年12月に行われた。
普段の生活行動について聞いたところ、現役20代/元20代ともに「気に入ったものは高級ブランドでなくても買うほうだ」がトップとなり、かつての高級ブランド品志向が世代を超えて影をひそめつつある。一方、現役20代と元20代の行動を比較したとき、現役20代が元20代を最も大きく上回ったのは「酒、タバコはやらない」で、「親には何でもよく相談するほうだ」「親と一緒に買い物や旅行に出かけることが多い」が続いている。
また、生活意識、価値観については、現役20代/元20代ともに「家事や育児は、夫婦で協力してやったほうがよい」がトップとなったが、現役20代が元20代を最も大きく上回ったのもこの項目だった。
そのほか、現役20代が上回ったのは「健康に気をつけることはカッコイイ」「意見を言うときは、その場の雰囲気を壊さないよう配慮したほうがよい」「将来に役立つことを今のうちに準備しておいたほうがよい」「利用頻度の低いモノは、自分で買わずに、借りたほうがよい」で、元20代が上回ったのは「“よい子”や“優等生”は面白みに欠ける」のみ。
また、現役20代にとって言われてうれしいほめ言葉は、「ステキ」「やさしい」「親しみある」「ノリがいい」「つきあいやすい」。一方、元20代特有のほめ言葉としては「主張のある」「さわやか」「正義感が強い」「協調性のある」「知的」が上位に上がっている。
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