IMJモバイルは9月中旬に、20~49歳のiPhone(iOS3.0以上)、Android OS(Android 1.6以上)端末をもつ男女を対象に調査を行い、実際にJavaScriptのサンプルを示して412名から有効回答を得た。ユーザーは、シンプルでわかりやすい表現方法に好感を持っており、スマートフォン特有のフリックやスライドは使用するポイントを厳選して取り入れることが重要になる。
たとえば、タブは強調することで「迷わず操作できる」「見やすい」印象になる。以下の2つのサイトAとBでは、選択されているタブの文字色を変えるだけでなく、文字を太くして強調しているサイトBのほうが高い評価を得ている。
また、アコーディオンを使用する場合の例として、以下の4つのサイトを示したところ、「ナビゲーションを左側に設置する」デザイン(サイトCとサイトD)の評価が高くなっている。
左側に設置したサイトCとDが「迷わないで操作できそう」「文字が見やすい」「リンク・ボタンが押しやすい」とほぼすべての項目でサイトAとBを上回る結果となった。また、サイトCとDは各項目において僅差であることから、「+」と「▼」という記号による印象の違いはあまりないことが推測できる。
同レポートでは、このほかにも、複数のバナーをフリック機能を用いて見せる場合、サブウィンドウを表示させる場合など、スマートフォンでよく使う表現方法についての評価データを公開している。
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