キャンペーン概要
時期:2015年
国名:フランス
ブランド/企業:Volkswagen
業種:自動車
フォルクスワーゲン、まさかのツッコミ待ち
フォルクスワーゲンが、フランスで、SNSでの拡散を狙った“スペルミス”広告施策を実施しました。
こちらは、テレビで放映されたフランス対ブラジルのサッカー中継。
よく見てください。何かに気が付きませんか?
そう、フォルクスワーゲンが広告を掲示しているのですが、“Volkswagen”とあるべき社名が“Wolkswagen”となっています。まさかのスペルミス!
こういったものに即座に反応し、誰かに伝えたくなってしまうのが、人間というもの。
600万人と言われる視聴者と8,000人のスタジアム観戦者は即座に反応を見せ、「フォルクスワーゲンのスペルを正しく書けないなんて恥ずかしい。」、「VolkswagenはいつからWolkswagenになったんだい?」、「フォルクスワーゲンの広報がお気の毒。」などスペルミスを指摘するネガティブなツイート数がどんどん増えていきます。
試合が前半を終えると、視聴者と観戦者に種明かし。あえて“スペルミス”広告を掲示したことを知らせます。
すると、反応は一転。「Wolkswagenに一本取られた。」、「この広告最高!」と今度は“スペルミス”広告戦略に対するポジティブなツイートが数多く寄せられたのです。
90分の試合中継が終わるころには、ツイート数は実に7,500件に上ったといいます。各種SNSで200,000件のインプレッションを獲得し、大きなバズを生むことに成功しました。
フォルクスワーゲンがフランスサッカーリーグのパートナーとなったという事実を、“スペルミス”広告により、大きな話題性を持って訴求することに成功したクレバーな施策でした。
動画はこちら
WOLKSWAGEN from CampaignsOnline on Vimeo.
参考サイト
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記事転載元:AdGang