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マーケティング最新事例 2026

年商200億円を突破。日本でのポジションを確立した「辛ラーメン」に聞くブランディング戦略

企業間コラボも統合マーケティングの一環に

MarkeZine:さらに、外食チェーンなどとの企業間コラボにも積極的に取り組まれていますよね。

鄭:企業間コラボも、統合マーケティングの一環です。認知、トライアルのきっかけを作るだけでなく、喫食シーンや食べ方を提案し、飲食店で体験してもらうことが目的となっています。そこで「こういう食べ方もあるんだ」「自分でも試してみたい」と感じてもらえれば、スーパーに立ち寄って購入してもらえるかもしれませんし、飲食店で食べる様子をSNSに投稿してもらえるかもしれません。

焼肉きんぐの「新大久保フェア」メニューとのコラボ(2026年4月22日~7月上旬の期間限定)
焼肉きんぐの「新大久保フェア」メニューとのコラボ(2026年4月22日~7月上旬の期間限定)
アミューズメントパーク「富士急ハイランド」とのコラボイベント「辛ラーメンパーク ~富士急にノグリくんがやってきた!~」を2026年3~5月に開催
アミューズメントパーク「富士急ハイランド」とのコラボイベント「辛ラーメンパーク ~富士急にノグリくんがやってきた!~」を2026年3~5月に開催

MarkeZine:コラボ企業の双方にメリットがありそうですね。

鄭:ええ。双方にとって新しい顧客接点を作ることができる機会だと思います。コラボすることで、私たちがリーチできていない層に辛ラーメンを知ってもらうことができますし、逆に、辛ラーメンのファンがコラボ先の店舗に足を運ぶきっかけにもなり得るでしょう。

 実際に最近はコラボのご依頼をいただくことも増えています。辛ラーメンを「若い世代に支持されているホットなブランド」と認識いただき、お声がけいただくケースが多いです。ブランドの方向性やコンセプトと照らし合わせながら、今後もお客様に楽しんでいただけるコラボ企画を展開していきたいと考えています。

「辛いラーメン」としてのポジションは確立。次なる展望は「日本の食文化」に根付くこと

MarkeZine:最後に、日本市場における今後のマーケティング展望をお聞かせください。

鄭:韓国と日本では、ブランドステータスも課題感も異なるので、日本をはじめとした各国それぞれにおいてローカライズし、マーケティングの方向性を組み立てています。辛ラーメンならではのアイデンティティとブランド資産を大切にしつつ、それぞれの市場、ターゲット、TPOに合わせてコミュニケーションを柔軟に変化させ、各国にフィットしたマーケティングを展開していくのが、今後も我々の役割です。

 約30年前、日本で支持されていなかったころから地道なマーケティング活動を続けた結果、「辛いラーメンといえば辛ラーメン」「韓国ラーメンといえば辛ラーメン」と言っていただけるポジションを確立することができました。次の目標は「アレンジして楽しむラーメンを食文化のひとつ」にすること。辛ラーメンを生活の楽しみにする方が少しでも増えたらと願っています。

 もちろん企業として、配荷率やカバー率を高めること、さまざまなフレーバーを開発していくこと、ひいては売上を伸ばすことは最重要です。ブランド戦略やマーケティング活動は実直に取り組みつつ、「食文化への貢献」も視野に、これからも日本市場でのブランド育成に励んでいきます。

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この記事の著者

安光 あずみ(ヤスミツ アズミ)

Web広告代理店で7年間、営業や広告ディレクターを経験し、タイアップ広告の企画やLP・バナー制作等に携わる。2024年に独立し、フリーライターへ転身。企業へのインタビュー記事から、体験レポート、SEO記事まで幅広く執筆。「ぼっちのazumiさん」名義でもnoteなどで発信中。ひとり旅が趣味。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2026/07/10 08:30 https://markezine.jp/article/detail/50868

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