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4週間かかる分析を5分で完結 Amplitudeが実現する「DX2.0」

ROI効果は平均655% 米バーガーキングのモバイル売上を3倍に

――Amplitude導入企業では、これらの機能で施策を改善した結果、どのような成果につながっているのでしょうか?

米田:弊社は第三者機関に依頼し、導入企業のROI調査を実施しました。

 その結果、まずROI効果(対投資リターン)は平均655%と大きな成果が出ています。特に実務者の方々はユーザー獲得数、コンバージョン率に関心を持たれていると思いますが、月間ユーザー獲得数は53~350%の向上、コンバージョン率は平均46%向上しているという結果でした。

独立調査機関NUCLEUS RESEARCHの調査結果
独立調査機関NUCLEUS RESEARCHの調査結果

米田:個々のクライアント様の成果はその一部を弊社ブログでもご案内していますが、中でも米バーガーキング様のお取り組みは効果が非常にわかりやすい事例です。

 同社では2019年に、顧客がアプリをダウンロードし、競合店舗に立ち寄ったあとに自社店舗に行くとクーポンがもらえるという、ゲーミフィケーションを取り入れたキャンペーンを実施しました。

 担当者にお話を聞いたところ、約1年をかけてAmplitudeなどを使いユーザー行動を分析し、「どのようなゲーミフィケーション施策をどのようなタイミングで行えば効果を最大化できるか」というシミュレーションをしたそうです。

 その結果、実施前686位だったアプリダウンロードランキングが、開始わずか48時間で1位となり、9日間で150万ダウンロード、モバイルでの売上も3倍に達しました。

まず取り組むべきはデータの「意味づけ」

――こうした海外での事例を踏まえ、御社では日本における今後のマーケティングオートメーション領域がどのような設計になるとお考えでしょうか。その過程におけるAmplitudeの役割についてもお聞かせください。

米田:日本では現状、様々なデータをDWH(データウェアハウス)に入れ、アクセスログデータなどを意味づけしないまま解析、分析をしているのではと懸念しています。これが課題となるのは、データが何を意味しているのかをAIが認識できるように成形していなければ、たとえ分析をしても十分な結果が得られないためです。

 実は欧米も数年前までそのような状況でしたが、意味づけが一般化したことで、マーケティングオートメーションが日本より一歩進んでいます。

 意味づけにおいてはCDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)が重要です。先進的な日本企業の中には既にCDPを使い始めているところもありますが、多くの企業はまだ「なぜCDPが必要なのか」を理解できていないでしょう。まずはデータ成形(意味づけ)とCDP導入が、フォーカスされると見ています。CDP導入後、成形されたデータを活用する段階では、弊社のAmplitudeなどによるユーザー行動分析やプロダクトインテリジェンスの出番となります

米田:いずれにせよ、これまで大企業しか手に届かなかったマーケティングオートメーションの環境が、今は少し投資すれば手に入れられるようになってきます。Amplitudeは企業様のマーケティングオートメーション、データインテリジェンス化、正しい施策への橋渡し役となり、デジタルデータ利活用のクウォーターバック的存在となれればと考えています。

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この記事の著者

石盛 丈博(イシモリ タケヒロ)

西南学院大学経済学部経済学科経済学専攻卒業。2014年12月、Lancers登録を機にライターとして業務を開始した。主にビジネス、キャリア、ライフスタイル関連の記事を執筆。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2021/01/20 11:00 https://markezine.jp/article/detail/35214

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