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「Oracle Marketing Cloud」が実現するシームレスなマーケティング基盤とは

個を追いながら全体像の把握も容易なEloqua

 Eloquaでも、使いやすいUIを備えている。「メールのコンテンツやLP、動画の埋め込みなども、Eloqua上でマーケターが簡単に行うことができます」と福田氏。加えて、顧客のステータスを把握できるプロファイラ、そしてスコアリングによる評価機能に優れていることが特徴だ。

 プロファイラ機能では、顧客がこれまでどのような経緯をたどってきたのかを確認できる。リードを営業へと引き渡した後も、アクションの内容や回数など、顧客の動向を細かく把握した上でのアプローチが可能だ。スコアリング機能では、自社が抱える顧客の全体像を把握できる。各アクションに重みをつけて個人にスコアをつけていくだけでなく、Eloquaのスコアリングではそのリードのプロファイルが重要かどうか、そしてエンゲージメントが高いかどうかの2軸でマッピングすることで、どのあたりに何%のリードが分布しているのかを可視化する。

 それぞれのスコア登録も簡単だ。あらかじめルールを設定しておき、プロファイルでは役職や関心領域などを、エンゲージメントではフォーム提出の有無やサイトの閲覧状況などを数値化する。プロファイルとエンゲージメントを掛け合わせて、それぞれに必要な情報を判断し、メールやサイトのコンテンツ最適化に活かすこともできる。

深い自社データと広い外部データの連携で顧客を網羅

 「自社の顧客になる前から、潜在顧客を獲得する競争は始まっています」と福田氏。BlueKaiと2つのMAツールとの連携、そしてオラクルが描くマーケティング戦略について、次のように解説する。「アウトバウンドで蓄積されるオーディエンスデータと、自社の1stパーティデータをつなげて戦略を立て、これらを実行チャネルへと展開することで、まだ見ぬ潜在顧客へも強力にアプローチすることができます。潜在顧客と、特定済みの既存顧客の両方へ、あらゆるデジタル接点を活用して理想的な顧客体験を提供するのが、当社の描くマーケティング戦略の全体像です」。

 これら製品群の連携によって、データ統合から分析・拡張、施策の実行、自動化・チューニングまでがシームレスに展開できる。さらに、施策の実行と自動化によって日々発生する新しいデータを、またDMPに反映させることで、データはますます充実していく。

 「マーケティング活動が進むほど、このサイクルが回り、活動の精度が高まって成果も大きくなります。特に、非常にリッチな外部データを有効に活用することで、深い自社データと広範囲の外部データもシームレスにつながるため、オーディエンスを網羅するという点では既存のどのような基盤より優れていると考えています」と福田氏は語る。顧客へ途切れない体験を提供する総基盤として、Oracle Marketing Cloudはさらに存在感を増していく。

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この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2015/11/18 10:38 https://markezine.jp/article/detail/23317

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