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『MarkeZine』(雑誌)

第107号(2024年11月号)
特集「進むAI活用、その影響とは?」

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MarkeZineプレミアムセミナー

「北欧、暮らしの道具店」成長の背景にある、ブランド育成に対する考え方とKPIの捉え方とは?

 実務・実践・再現性の切り口からマーケティングの次の一手を探るMarkeZineプレミアムセミナー。5月実施回では、「『北欧、暮らしの道具店』流 ブランドの育て方」をテーマに、株式会社クラシコム執行役員の高山達哉氏が登壇。チャレンジを可能にするKPIの捉え方や、ブランドとしての組織カルチャーの重要性など、「北欧、暮らしの道具店」のブランド成長を根幹から支える考え方を解説した。

※本記事は、2024年7月刊行の『MarkeZine』(雑誌)103号に掲載したものです

MarkeZineプレミアムセミナー

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株式会社クラシコム執行役員
事業開発部 部長 高山達哉氏

1985年生まれ。WEBサイト制作会社にて、コンテンツマーケティングのプランナーを経て、2015年9月にクラシコム入社。「北欧、暮らしの道具店」のブランドソリューション事業の立ち上げを行うなど、事業開発部部長として新規ビジネス開拓を担う。

「北欧、暮らしの道具店」が大切にする「変化」への姿勢

 クラシコムが運営する「北欧、暮らしの道具店」は現在、D2Cとブランドソリューションの2軸で事業展開を行っている。D2C事業では、オリジナル商品から仕入れ商品まで幅広く展開し、95%を超える定価消化率を維持する。ブランドソリューション事業では「北欧、暮らしの道具店」のノウハウや資産を活用して、クライアント企業のマーケティング支援も行っている。

 顧客にコンテンツを届ける「エンゲージメントチャネル」は、公式アプリが300万ダウンロード、YouTubeチャンネル登録者数は59万、Instagramは130万フォロワーなど、成果を上げている。つながりのベースにあるのが、同社のミッションだと高山氏は言う。

 クラシコムのミッションは『フィットする暮らし、つくろう。』だ。特に『フィット』という言葉にこだわりを持っているという。他人と比べるのではなく、自分にとってフィットする暮らし、フィジカルで得られる感覚を、暮らしの中で大切にしていきたいと社員一人ひとりが考えながら顧客に向き合っている。

 ここから講演の本題に入るが、高山氏は1つ前置きをした。

 「『ブランドを育てる』と聞くと、ブランドの存在意義や“らしさ”を定義し、中長期で描いた設計図のもと、一貫性を持ったアクションが実行されていくようなイメージを持たれることが多いと思います。ただ弊社の場合、ブランドとしての設計図を作ったり、それを社内で共有したりしているわけではありません。その代わり、共通の考え方を大事にしています」(高山氏)

 クラシコムにおける共通の考え方とは、「外的・内的問わず、様々な環境変化に適応し続ける」ことだ。未来がどのような世界になるのかわからない中で、将来を予見しようとはせず、変化に適応していくという「身軽さ」を大切にしているのだという。

 「変化すること自体を受け入れ、それを見立てることで起きた変化を、ブランドの中に内在化させることによってブランドを育てていく。今回は、そのようなお話ができればと思います」(高山氏)

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この記事の著者

落合 真彩(オチアイ マアヤ)

教育系企業を経て、2016年よりフリーランスのライターに。Webメディアから紙書籍まで媒体問わず、マーケティング、広報、テクノロジー、経営者インタビューなど、ビジネス領域を中心に幅広く執筆。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2024/08/08 09:30 https://markezine.jp/article/detail/45773

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